18歳の秋、初恋の元カノが家に来るコトになった…
元カノとは言っても中2、14歳の時に半年程…
手紙、交換日記、プレゼントのやり取りをした程度の可愛らしい付き合いだった
この元カノは小4〜小6まで、3年間同じクラスで、告白した時「私なの?(笑)」って、ちょっと笑われたけど「いいよっ…私でいいのなら」と言ってくれた。
気が強く勝気でとても明るく、リーダーシップのある女のコでした。
そして会うことになる…
日曜日の9時頃「今から行くね…」電話がきた
俺は外で待っていた…
静かな朝… 休日でバイパスの車もまばら…
少し寒い天気の良い日でした
バイパスからぎこちなく曲がってこちらへ向かって来る彼女、昔と同じ…ニコニコした笑顔
「まだコレに乗っていたのか…」懐かしい赤と白の自転車… 4年前の秋… あの時に1度遊びに来てくれた時と全く同じで、その光景がダブった。
「おはよ… 久しぶり…」
「おっ… おう… 久しぶり…」
顔、髪型、スタイル、ファション、大人な素敵な女性になっていた。ちょっと照れくさかった。
「こんにちは…御邪魔します…◯◯◯◯です」丁寧にお袋に挨拶する、相変わらず礼儀正しいと思った。一応親同士が知り合いなので… 母はちょっとビックリしていた…
「こんにちは久しぶりだね」
「こんにちは…久しぶりです」www
大人びた彼女に調子が狂う。お菓子やら、雑誌、写真などを山ほど持ってきた。
「意外だね…部屋キレイ…」オレってどうゆうイメージだったのか…
小学校〜今までの話しに花が咲いた。元カノって感じではなく、さながら家に来たゲスト「サンマのまんま」みたいな感じだった。
「この写真覚えてる?」
「このお菓子美味しいんだよ」
「この人知ってるでしょ?」
話しが上手でホント楽しかった
「これっ… 覚えてる…? www」
それは中2の時の交換日記だった、4冊あって2冊ずつ持っていた
「オレも持ってるよ…」それを見て笑う
「あの頃から、こうして話せればね…」
「まだガキだったから、オレは意識し過ぎてた…」
あれから4年… 男女の意識にも慣れ、こうして自然に話せる様になっていたコト…
あの頃はあまりに若すぎたんだと思った…
彼女は卒業後、東京の大学に行くと言う…
もう会うコトもないかもしれないと…
遊びに来てくれたコトに感謝します…
彼女は夕方まで居てくれて…
またあの赤い自転車で帰りました…
家はホント、直ぐそこなんだけど
中2… 思春期で男女を意識し過ぎ、周りにヒューヒュー言われるのが恥ずかしかった
彼女の方がずっと大人だったコトに、その時改めて気が付く… 彼女はホントはこんな感じなんだと…
彼女にはオレはどう映っていたのだろう…
まだガキだと思われていたのかな?
あの頃、こんな付き合いが出来ていれば、もっと楽しかったんだろう。
こういう形で再開出来たコト
オレも彼女も大人に向かってるコト
それを実感した日でした