6日の朝、スピーカから広報が流れた
広島に原爆が落とされた日
冥福を祈るとともに、平和を願う 黙祷が行われた
たいPが どういうことかと聞いてくる
わかりやすく 伝えてみた
昔、日本も戦争をしていた時代
アメリカ軍が、日本の広島県に原爆を落とした
大勢の人が亡くなったり、家族を失って大変辛い思いをしたこと
それで 戦争が終わったこと
爆発、、戦争(争い)、亡くなった と いう言葉で
重々しいことだって事は 三才のたいPにもわかる様子
場所を知りたがったので
地球儀と、日本地図で説明した
すごく真剣に聞いているので、私も知りうる限りの知識で
わかりやすく説明した
聴き終わったあとの、たいPの一言
「おれたちの、仲間が死んじゃたんだね、俺がアメリカをぎったんぎったんにしてやる」
怖かった
伝えることが 怖いと思った
子供は 白か黒か
良いか、悪いか
やられたから、やり返す思考
子供へ伝えたことは、ストレートに脳裏に入っていく
これがまた子へ、孫へと伝わるのかと思ったら
慎重に、正しく教えなければと しみじみ思った
たとえ、正しいことを教えたとしても、今は違うということも必ず教えなければならない
戦争からは、憎しみしか生まれないこと
家族を失って、やられたから、やり返したくなる気持ちはわかるけど
そこから先は、何て言ったらいいのか、私にもわからなかった・・・
もしも、自分の大切な家族を戦争で亡くしたら
果たして 仕返しを考えないで 我慢できるだろうか・・・
だから、戦争は どこかで繰り返されて行くのだろうか
たいPは、お友達にも、一生懸命 原爆の落ちたことを説明していた
そして、「俺たちで、敵をやっつけよう」 なんて言っていた
爆弾とか、争いとか、死とか、そういう事が、GAMEで使われるし
本人も 気になる言葉らしい
おれ達の仲間が 死んじゃったの
とか
アメリカが意地悪なんだ
とか 言っている
今は、違うんだよ
昔の話だよ
アメリカの全てが意地悪だったんじゃないよ
何も知らない子供たちだって、犠牲になったんだよ
辛いことしかないから、戦争はよくないんだよ
パパが帰宅してからも話は続き
決してアメリカだけが、悪いわけじゃないってこと
その戦争をしかけたのは、日本人だったってこと
そして、絶対に絶対に、戦争はよくないってこと
二度とおこらないように、平和を願おうね
9日の朝も、スピーカから広報が流れた
冥福を祈るとともに、平和を願う 黙祷が行われた
長崎に原爆が落とされた日
また 俺たちの仲間が・・・ なんて言っていたけど
ちゃんと黙祷したね
もう少し大きくなったら、モノには理由があって、そうなったって事が理解できるかな
戦争なんて 二度と おこりませんように。