さて、日本人が苦手(であろう)現在完了形。

まず、名前が悪い!!現在?完了??
今なの?過去なの??
いや、この文法用語つけたのダレなん(ㆀ˘・з・˘)
とついついグチが出てしまう、この「現在完了形」
さらに学校では「経験」「完了」「継続」と分けて何がよく分からないまま(私は…)
一つ一つ暗記させられた苦い記憶のみ…。
 
でも、この現在完了、現地に行って英語ネイティブと会話すると、ホントに良く使われています。
というのも、現在完了形の持つ「have」のイメージから「今」話をしている状況と相性がよいからかと思います。
 
現在完了形は
「have +過去分詞」で表現されます(過去分詞という文法用語もわかりづらいところですが…)
「Have」という動詞が使われているのですが、このhaveの基本の意味、「持っている」が現在完了形のイメージになります。
つまり心理的、時間軸的に自分のテリトリー内に「持っている」ことを表現したいときに自然に出てくるのが現在完了形の形なのだと思います。



自分にあったこと(経験・完了)、あること(継続)なので、すでに終わっていることでも続いていることでも
「自分の気持ちの近くにあること」として現在完了形が使われます。
そのイメージで現在完了形の文を見てみると、
 
・I have just finished my homework. 
ちょうど宿題を終えた。→ついさっきまで宿題をしていた
・I have beet to Kyoto.
京都に行ったことがある。→京都に行ったことが自分の記憶の身近にある、思い出しながら話すことが多い
・I haven't been there yet. 
私はまだそこに行ったことがない。→いつかは行くかも、行きたい気持ちがあるニュアンス
・I have studied English for 5 years.5年間英語を勉強している(5年前から今に続いている)
 
上記を過去形で表すとイメージが少し変わります。
・I finished my homework. 宿題を終えた(いつ終えたのかは分からない)
 
・I went to Kyoto. 京都に行った(事実として淡々と話しているニュアンス)
・I didn't go to Kyoto. 京都に行かなかった
→ただ【went to/ have been to】については人によって使うニュアンスは様々です。
あくまで一般的なイメージでは、というところです。
「I didn't  go to Kyoto」の場合は、この文だけで見ると状況が良くわかりません。
My husband went to Kyoto last year, but I didint go there. など理由や時の説明がないと変な感じがします。
 
・I started studying English from 5 years ago. 5年前から英語の勉強を始めた(今もやっているか微妙)
 
過去形は細切れの事実を述べているイメージなのに対して、現在完了形は「今」の自分に近いことを表現する
ニュアンスのため、前述したように会話ではよく現在完了形が使われるのだろうと思います。
話をしている時は大体エピソードを思い出しながら、なんてことが多いですもんね。
会話する時はこのイメージを持って現在完了形を使ってみてくださいね!!