もう10年ちょっと前になりますがアメリカポートランドのモンテッソーリ校で1school yearインターンをさせていただいていました。

恥ずかしながらモンテッソーリというものを当時はよく知らずに渡米し、衝撃を受けたことを覚えています。

モンテッソーリ教育というと日本では幼児教育のイメージが強いですが、欧米では幼稚園~高校までの一貫教育をする学校も多く、

ラリーペイジやジェフベゾスなど著名人も輩出しています。

 

3学年が合同クラスになっていて、教科書や一斉授業はなく自分自身で自分の興味のある課題を進めていくカリキュラムです。

モンテッソーリ式の教育は日本の一斉教育では育ちづらい個性の尊重や自己肯定感を高める効果があり、日本でも興味を持つ

ママパパが多いことも自分が子供を産んでから知りました。

 

現地のモンテッソーリで働くという経験をすることはかなりレアかと思いますが、今まであまり自分の内面以外で還元することを

していなかったのですが、ママパパと接する機会の多い今、もう一度勉強しなおして、育児や教育に悩むママパパに

「こんな選択肢もありますよ!」とか「日本の教育の常識が世界の常識ではない!」ということを伝えられたら。。と思っています。

 

というのも、我が家のムスコ、これがまあマイペース&落ち着きがなく、自分の興味のあること以外にはノーリアクションだったり

まず座って先生のお話を聞いたり絵本を聞いたりすることができない!

今までは保育ママさんのところで少人数で自由にやらせてもらっていたのですが、来年度からの入園を前に、体験入園などでも

なかなかの問題児っぷりを発揮しております。。

しつけキッチリ系の園ではないので(そもそもそんな園なら断られていると思う)まあ何とかなるかな・・とは思っているのですが

先生方にはさぞ迷惑をかけることだろう・・ww既に大分目をつけられている気も。。スミマセン。。

そんなムスコですが、自分の好きな体操や歌、ブロック遊びなどは本当に楽しそうに集中して取り組んでいます。

発達上の遅れでも!?という疑念を持ったこともありますが、単純にわが道を行くマイペースな人なだけのような気もしてきました。

 

周りや相手に合わせた対応や発言をするムスメとは真逆・・・w

でも、それについてあまり悩んだことはなくそれも個性かなー面白いなあーと思ってみています。(良い悪いは別として…)

というのもやはり、若き日にモンテッソーリ式を体感して自身の中で「個性が面白い」という感覚が芯の部分にあるからなのかな

と今になって思います。

今子供たちを前にしていても本当に色々な子がいて、園児さんでも座っていられなかったり、大分と目も合わせてくれなかったり、

など問題行動的なものが見られたりすることもありますが、それもその子その子の個性で、日々変わっていくものでもあり

私自身は面白いなあ、というか興味深く接しています。

が、やはりママさんの中にはそのことをすごく申し訳なさそうにしていたり、なぜうちの子は皆みたいにできないのか、と悩む方もいます。

子のことを想うからこその悩みだと思うのですが、「普通」の基準を持ちすぎてしまうと親子ともども辛いのではないかと思います。

もちろん日本で生活していく以上は最低限の集団行動や我慢をすることは必要で、園や小学校の先生たちは日々子供たちに

繰り返し言い聞かせてくれています。

 

我が家のムスコみたいなタイプだと、今後先生からの呼び出しや親が叱られることもあり得るな・・と思っているのですがw

私個人的には、先生からのアドバイスやお叱りはしっかりと受け止めつつ、子の個性や良い部分をしっかりと見守ってあげたいし、

日本社会でたとえ少しはみ出してしまっても、それが「悪い子」であるわけではないのだと思っています。

もちろん「これが個性だ!悪いか!!」と思ってしまうのは違うので、バランスが難しいところですが。

 

そんな個々の子供たちを受け止めていくのにモンテッソーリの考え方はヒントになるのではないかと思っています。

今後レッスンやWSを行う合間にそんな話ができればいいな、と考えています。

 

懐かしのポートランド!良い街だったなあ。またいつか行きたい。