❷日本語教授法1
日本語教授法1では実際のクラスを想定したプラクティカルな実践方法が書かれています。
日本語教師は言語を教えるだけでなく、学習者の目的や気持ちに沿って適切な指導をすることが求められます。
教師の担当する業務内容としてはコースデザインを立てて実際の授業から評価まで多岐にわたります。
教師はモデルたる正しい日本語能力を持ち、日本語についての幅広い知識や教授法を身に着けること、また異文化に対しての
柔軟な態度が必要となります。
実際のクラスでのコースデザインとして、教育内容(シラバス)の選定をし、カリキュラムをたてます。
(文化的背景や第一言語によって欧米系・アジア系でアプローチを変える必要もあります)
・現在は直接法での指導が一般的
指導内容は会話学習では発音指導、文型練習、コミュニカティブな練習等それぞれ様々な方法があります。
*発音 リズム、アクセント、母音・子音、促音などの特殊音節 に注意
*文型練習 代入練習、変形練習が効果的
*コミュニカティブな練習 自由選択練習、ロールプレイ、シナリオプレイなど
・誤用の訂正も目的に合わせて適切に
テキストの紹介などもされていて実践的な内容でした。私自身は現在英語を教えているので、語学を教えるという点では
なんとなく想像ができるのですが、文化的背景や母語が違う生徒さん達に日本語を日本語で教えるというのは
なかなか大変だろうな・・・と思います。海外生活や放浪期間もあるので文化の違いは割と受け皿があるほうだとは思うのですが
学習者に寄り添うというのは、何を教えるにしても教師として必須なことですね
。