こんにちは!
結良です。
GWが終わってしまいました。
今回は、
教え合いの威力
塾の生徒にも言うんですけど、
塾で1番勉強してるのって
誰だと思いますか?
勉強しに来てるのは
当然、生徒ですよね。
大学に受かるために
お金を払って勉強しに
毎日来ています。
けれど、
そんな生徒よりも、
もっと勉強してる人がいます。
それはだれか。
正解は……
講師

です!
講師はお金をもらって
勉強を教えるプロです。
授業をより良くするため、
学習は欠かしません。
しかし、
今言っているのはそんな、
教えるための勉強
とは違います。
生徒と向き合う授業中、
もっとも質の高い勉強を
しているのは講師です。
それはどういうことなのか。
なぜ、
お金を払っている生徒よりも、
講師のほうが勉強していると
言えるのか。
説明していきます。
これがわかれば、
勉強の質を
最大化する
ことが可能になります!

また、
普段の勉強にも応用できる
内容になっています。
普段の勉強を無駄に
したくなければ、
しっかりと理解してください。
まず。
これ、知っていますか?

忘却曲線と言います。
非常に有名な実験なので、
名前くらいは知っている人も
いるのかなと思います。
人の記憶が忘れられるまでの
時間経過を表したものですが、
この記憶
一体どんなものか
知っていますか?
覚えるといっても、
色々な方法がありますよね。
講義を聞くとか。
教科書を読むとか。
書き写すとか。
他には、
旅行先での思い出は
いつまでも覚えていたり
しませんか?
記憶の元となった行為によって
その定着率は大きく変わります。

これがわかれば、
効率的な暗記方法も
分かりますよね。
ということで、
一つずつ解説していきます。
聞く

人の話の内容って
どのくらい覚えてますか?
昨日、友人とした会話を
覚えていますか?
ぶっちゃけほとんど
覚えられないですよね。
定着率は10%と言われます。
9割は抜けてしまいます。
見る

教科書を読んだり、
図を見たり。
こちらは、
聞くよりも少し覚えられる
割合が高くなります。
それでも15%。
繰り返しによって定着は
していきますが、
1回で点数が上がるとは
とても言えない割合です。
聞く+見る

聞いて、見る。
授業とかこの形式ですね。
板書+教師
卒業した後は、
板書じゃなくて
パワポが増えますが。
こちらは20%。
授業だけでは点数が伸びないのは
当たり前、ということです。
……さて、
ここまでであれば、
どうしようも
ないじゃん

ということになりますね。
どれだけ割合をあげても20%。
自学自習ではもう少し
下がってしまいます。
それを解決する方法は……
あります!

その答えは、
最初にした質問が関連しています。
授業中、
1番勉強をしているのは
講師です。
学校でも同じ。
教師が1番
勉強をしています。
つまりどういうことか。
勉強は、
「教える」ことで
高い効果を生み出す
ということなのです。

「教える」勉強法の定着率は、
なんと90%。
ダントツでトップです。
生徒は20%しか
身にならないのに、
教師は90%を
自分のものとします。
これが、
「講師が1番勉強している」
という言葉の意味です。
ということは。
他人に教えることが
記憶の定着に良いのであれば、
友人と教え合えば
良いのです。

分からないところを
互いに教え合う、
グループでの勉強。
それは、
途轍もない効果を発揮します。
教えあいの力というのは、
本当に大きいです。
仲の良い友人と、
机を囲んで教えあいを
してみてはどうでしょうか。
自分も友人も、
とっても成績があがると
思いますよ!
ちなみに。
エビングハウス博士が
行った忘却曲線の実験では、
無作為に並べられた単語の
順番を覚えるという記憶が
使われていました。
特に論理性のない順番であり、
理解の余地がない記憶です。
実際の勉強では、
論理の流れがあります。
それをつかむことで、
思い出しやすくなります。
理解を伴う記憶の保持率は
忘却曲線よりも高くなるので、
ちょっと安心できるかもですね^ ^

