ある時、いきなり、「わらしべ」が現れた!

 

それも、私が店を出して数ヶ月の事であった。

 

ん!

 

こんな事は、誰も信じられないであろう。

 

以前にも、この話は書いた事があるが、その後の話として読んでもらえればありがたいです。

 

私が当時、板橋区の仲宿商店街に店を出していた頃であった。

 

当時の事を詳しく話を書きますと、私は親の介護と自分自身の身体の不調を改善する為に、自営業として整体を行っていました。

 

とにかく、社会の人達に貢献をして、自分自身の懺悔ができることだけを考えていた時期でありましました。

 

あ〜疲れた!

 

今日もお客様は、来なかった。

 

「借金もあるし、お客様が来なければ、どうすればいいかな〜」なんて日々考える毎日でした。

 

人の身体を改善して、自分の身体も改善する、そんな、信念からやっていたが、売り上げなど乏しいものであった。

 

暇にしていた私が、霊感でいろんな物を見ていた時、店でわらしべの様な形をした霊が現れた!

 

初めは、なんだこの霊は!って感じでした。

 

ちょっと話をすると、「わらしべ」だと言う。

 

ん!

 

ん!

 

だ!

 

でも、その子供らいしい、また、女の子らしい子供が、私に問いかけてくる。

 

「ここは楽しい」

 

私も霊感がありますが、当時の現実は、親の介護と自分の身体の問題で、噂では「わらしべ」に会うと大金持ちになれるとか、偉くなれるとか聞いていましたが、そんなこと無縁であると考えていました。

 

でも、「わらしべ」は、とても面白く、しかし、一般の人が見れば「怖い顔」をしていますが、私にとっては、とても、可愛く親しみ易い顔をしていました。

 

わらしべちゃんは、とても、可愛く愛らしく、愛してしまいましたが、でも、こんな私の状態では、「地位名誉やお金が入る」などありえないと思ってました。

 

「わらしべちゃん、本当に心からありがとう、とても、楽しませてもらいました、でも、わらしべちゃんは、ここにいることはふさわしくないから、元のところに戻ってね!」と帰ってもらいました。

 

当時、ニュースでは、わらしべが居たとされていた、宿が延焼して無くなる事件もありました。

 

わらしべちゃんを帰してしまってからは、お金の面でとても大変な事が起こりました。

 

それで、「わらしべちゃん、ごめんね、また、一緒にいようね」と言いまして、一緒にいることにしました。

 

そうしますと、杉並区の荻窪で17年間店を開き、続ける事が出来た事と、「鈴木すすむのプラーナ・セラピー」の書籍も出す事が出来ました。

 

また、伏見元殿下より、「社会功労賞」を頂くことも出来ました。

 

それから、ヒカワ・セラピー株式会社も設立が出来。

 

高野山の南院から「教禅」僧名も頂き、伏見元殿下からは、「臨床心理学の博士号」も頂き、地位名誉とすれば、最高の物を頂きました。

 

ある時

 

ふっと

 

思いだしました。

 

地位名誉は頂いたものの、全財産は失い、借金だけが残ってしまった事と、「わらしべちゃん」の事を忘れていた事でした。

 

まだこれから、この話は続きますが、一旦終わりにします。

 

不思議な体験を毎日している、鈴木教禅でした。

最後まで読んで頂き感謝しています。