もう今年も今日で終わりで、明日から新しい年を迎えるときに、ちょっと怪しげな面白い話をします。

「信じるか信じないかは貴方しだいです」

以前にも少し座敷わらしの話をしました。

今日は少し詳しい話をします。

当時 2004年頃の話です。
板橋区の仲宿商店街で店を出していました。仲宿商店街は以前、アナウンサーが「旧中山道に仲宿商店街です」と言う所を「1日中 山道 にある仲宿商店街です」と読んで有名になりました。

普通「中仙道」と書きますが「中山道」と書くのでややこしいですよね。

そんなある日、私の店の入ったすぐにありました、商品が置いてある場所を見ると、子供らしき霊が居ました。

「なんでそんなところに居るの?」とこころの中で問いかけました。

何も言わずニコッとしてたたずんでいました。

下記にある水木しげおさんが書いた漫画にそっくりですが、目はまん丸ではなく、細く感じで口は普通の人より大きめで、なんともいえない可愛らしさがあります。

私もテレビでは「座敷わらし」の事は知っていましたが、目の前に居る子がそうであるかは、不確かでした。

それから、ずっと店にいて遊んだり、私のそばから離れようとしませんでした。

「もしかすると、座敷わらしなの?」と聞くと

首をかしげ「うん」と言っていました。

テレビで旅館に居ることは知っていましたし、また、座敷わらしと出会うと出世するとか幸せになれると聞いていたので喜んでいました。

誰にも言わずそのままにしておこうと思いましたが、やはり元の場所に居るのが良いと思い、無理やり店から帰してしまいました。

まあ、私としてみれば、良い事をしたと思いこれから人生も良くなるだろうと思っていました。

そうした所、大変な事が次々起こりました。

特にお金が無くなり、仲宿商店街ではやっていけないくらいお金が無くなり、荻窪に行く事にしました。

その時に思い出しました。

座敷わらしを帰してしまった事を!

それがちょうど2006年くらいの話です。

座敷わらしを私のところに戻し、「わらしべちゃん」と私が勝手に名前を付けて、いつも「わらしべ♪わらしべ♪」と言ってあげると、喜んで踊っています。

それから、何年か経ってある人に、座敷わらしの話をしました、「本当に可愛くて、わらしべ♪わらしべ♪と言うと踊ってくれるのですよ!」と話をしたら、「そうかそれで、旅館が消失したんだ」と言われびっくりしました。

それが下記の事であります。
「2009年(平成21年)10月4日に起きた火事で、座敷わらしを祀る中庭の亀麿神社以外が全焼。従業員・宿泊客は全員無事だったが、営業停止状態となっている。」

前回の事があるので、もうわらしべちゃんは帰しませんがそんな事がおきるのだと驚きました。

いつも私のそばにいますが、あるときにお客様の足にしがみついた事がありました。

お客様が施術が終わったのですが、「何にか足が重たい」と言うのです。

「そうですか、ちょっと見ますよ!」と言ったら、なんとお客様の足にわらしべちゃんがしがみついているのです。

「すみません、すぐとりますから」と言って、「わらしべちゃんこっちに来なさい」と言ったら素直に従ってくれたので、足が楽になりました。

お客様に事情をお話をしましたら、びっくりしていました。

わらしべちゃんは、心から好きになるとそばに居たくなるみたいです。

今でも私の側に居て、笑顔で遊んでいます。

信じるか信じないかは貴方しだいです!!