Chi-Xは日本やカナダなどで私設証券取引所、いわゆるPTSを運営されている会社です。
当社が提供するTIGER Trading System を利用する証券会社さんが、Chi-Xと接続したことの御礼のため、態々訪問してくれました。
当社はMIOP(Market Integrating Open Platforms)構想を2010年に発表しました。
これは、今回のChi-X社のような外部のサービス提供者(パートナー)がインタートレードのトレーディングプラットフォームを利用して、共同でサービスを展開するビジネスモデルです。
この構想のスタートは、2008年にTIGER Trading System ASPサービスの提供開始時まで遡ります。
ASPサービスは、ディーリングシステムやトレーディングシステムの利用料を毎月ライセンスとして料金を頂戴するプランです。
それ以前は、証券会社さんにソフトウエアやハードウエアなどを一括で購入していただきました。
いわゆる自社システム型です。この方が、当社は大きな売上が発生しありがたいのですが、当時の証券業界はコスト削減の方向に大きくシフトしていました。
そして、いずれは、多くのお客様はASPサービスへシフトしていくものと考えていたのです。
この流れをチャンスと捉え、ASPサービスに集中させることで、新たな価値を生み出そうと考えたのがMIOP構想です。
ASPサービスを利用した場合、取引データなどは必ず当社のセンターを経由します。
そのため、私たちのセンターに大きな流動性が生じます。
MIOP構想を共同で展開するパートナーにとっては、当社のセンターに接続すれば、その先のASP利用者が全て顧客ターゲットになるのです。
自社システム型の場合、同様のサービスを展開するためには、回線接続や設置されているサーバ等の修正など、都度都度作業が発生しますが、ASPの場合、設定変更等の簡単な作業のみでサービスを開始できます。
今回、Chi-X社のPTSも、当社のセンターと接続したので、それ以降は、設定を追加するだけで、他のお客様にもスムーズに横展開できるのです。
このアプローチが、サービスを集約・加速させ、結果、流動性がさらに高まり、お客様の拡大に繋がっていくと考えています。
今後は、このMIOP構想を加速させ、様々なサービスを展開していきたいと思います。