スーパーの果物コーナーで見かける

「シャインマスカット」や「シナノスイート」、

野菜コーナーでは「紅あずま」「メークイン」とかもありますね。

 

これらは全部、品種名です。

(厳密には農林〇〇号とかが品種名ですが)

 

品種名が商品名(POP)となって販売されているものと、

桃、柿、栗など、種類名で販売されているものと、

様々に分かれております。

 

一体なぜ分かれているのでしょうか?

 

実際の理由ははっきりしませんが、おそらく・・・

「レジの登録やPOS情報を複雑にしない為」、

「品種は変わっても余り品質は変わらないから」

「いろんな品種が混ざっている可能性があるから」

「品種名の認知度が低いから」

こんなところでしょうか。

 

しかし・・・、

 

このフルーツだけは品種で分けてほしい。

個人的に強く願うのです。それは

 

 

赤梨と青梨、洋梨といった種類の梨が日本では作られており、

青梨は20世紀、洋梨はラ・フランスやル・レクチェなど品種名で販売されております。

 

しかし、赤梨に関してはその品種名で販売されているのが少ない、

そう思うのです。

 

赤梨は、幸水種にはじまり、豊水、あきづき、新高、南水など、

品種をリレーして8月のお盆過ぎあたりから本格的に旬が始まります。

 

それぞれに個性があって、それぞれに美味しい。

そんな赤梨。

 

なかでも、

 

幸水(こうすい)梨

呉羽梨の幸水種のカット面

 

香りの幸水とも言われる梨で、

独特のどこか飴のような香りがとてもその味に調和致します。

もちろん甘さものって、ジューシーで美味しい。

この名前からして良いですね。俳句の季語にしたいくらい。

幸水梨

旬のはじまり、はしりの時期にいきなり高いレベルを見せつける。

そんな幸水梨は是非選んでほしい品種。

 

品種の指名をしてほしいほどの幸水梨。

 

今年も石川梨園の呉羽梨で予約が始まっております。

 

 
好きな品種を見つけて、その時期を狙っていただく。
そんな赤梨の楽しみ方はいかがでしょうか。
 
いっとうものでした。