我が家で家電製品を買う場合、以下のようなパターンが多い。

①価格.comで値段や評判を調べて、候補を3つくらいに絞る。

②その値段を頭に入れて大型家電量販点で、詳細説明を聞く。

③価格.comの値段を伝えて価格交渉をしてそれより安くなったらその場で買う

④(安くならない場合は)価格.comで買う

ほとんどが④のパターンなんですが、たま~に運良く③になる場合がある。
その例が、3年ちょっと前に買ったドラム式洗濯乾燥機。

このときは最後の最後で、妻の一言が効いた。
「ワタシ実は妊婦なんです!」
「ここは是非、妊婦割引でもう一押し!!」

「笑顔による圧力」という否定しずらい状況を作り出すという荒業により、
価格.comを下回る価格が提示される運びとなりました。



その洗濯機がつい先日エラーメッセージを発し、なんと動作不能となる不測の事態に陥りました。

説明書やら保証書を取り出してみると、なんと延長保障で5年保障が付いていた!!
家電量販点の無料サービスだったようです。ラッキーだ!!


そもそもこの延長保障というのは、家電量販点の知恵を使ったアイデア商品みたいなものです。

たいていの製品の故障率は、時間の経過に伴いバスタブカーブと呼ばれる曲線上に乗る。
正式名称は「故障率曲線」なのですが、形状が浴槽に似ているためこのような呼ばれ方もするのである。

家電量販店の延長保障は、「①初期故障期」はメーカー1年保障に委ね、「③磨耗保障期」に到達する前の故障率の非常に低い(バスタブの底にあたる)「②偶発故障期」を対象としているのだ。

家電量販点にとって、「延長保障の何が良いか?」というと、ほとんど故障なんて発生しない偶発故障期にのみ保障するのでコストがあまりかからない。
にもかかわらず、消費者には5倍(例えば5年の場合)も保障がついてるようなイメージを抱かせることができる点にある。

延長保障が3年,5年,10年と分けられているのは、製品の種類によって②偶発故障期の期間が異なるからに他なりません。


このような消費者に対して心理的な効果をもたらす作用は、保険業界や美容業界などに代表されるような「安心感を与える(不安感を煽る)ビジネス」と類似しているかもしれません。


ぐだぐだと述べましたが、何が言いたかったかというと、「今回の件はホントにラッキーだったんだ!!」と理屈で説明したかっただけに過ぎません。
バスタブカーブが頭に入っているので延長サービスなんてものには全く目にもくれず(むしろ意地でも入るか!と反抗したくなり)、価格.comの最安値に徹するようなこのワタシが、運良くこんな恩恵にあずかれたことを伝えたかったのです。


まあ、洗濯機は故障するとたちまち困るから、こういうサービスもそれほど捨てたもんじゃないのかな、という気もします。

特に以下の3つを満たすような場合は、考慮に値するかもしれません。
 ①日常生活で必要不可欠なもの
 ②大型で持ち運びが困難なもの
 ③機械的な動作をするもの
 (比較的故障率が高く、偶発故障期と磨耗保障期の差異が小さい)


ちなみに、嫁の交渉術に関する逸話はいくつかあります。
(ディーラー中古車購入時に、カーナビを2つもサービスしてもらったりとか・・・)

隣で聞いてて「いやいや、それはどう考えてもムリやろ~!!」という冷や汗が出るようなとんでもない発言を、笑顔でたまに繰り出すことが若干難点ではあります。