はやとのだべりば

はやとのだべりば

2015年9月からブルガダ症候群が確定した俺。
一種の心臓病なんだけどICDが何の役に立ってるかわからんまま生き続けてる。
気紛れにぼやき続けてみてる感じ。

あの日意識消失して救われた時から9回目を迎えた俺の誕生日。

9歳も歳を重ねる事ができてるわけだ。


もういい歳だからな。

ありがたい事でやっぱ嫁と娘は俺の誕生日をわかってくれてる。

そして当たり前のように毎年、両親と兄は必ずメールやLINEでおめでとうと言ってくれる。

でもこんなのは当たり前じゃないんだよな。


たぶん読み返すのもめんどいが倒れた9年前の当時は自分が死に近づいたせいか義父の葬儀を思い出して大勢の参列者を見て驚かされたもんだった。

そう、自分が亡くなった時にどれだけの人が悲しんで惜しんでくれるのだろうと考えさせられたんだ。


気付けば長い月日が経ってて、この9年間で俺が築けたモノは何があるか?って思うと変化のない日常だった感じで何もないんだ。

環境も変わって接する人もかなり変わったとも思うが俺がとくに人付き合いが好きじゃないから増えた人脈があるわけでもない。

仕事は仕事。ママ友、パパ友なんてもんは本当にその時だけだ。


むしろ9年で連絡すらしなくなった友人、知人の方が多いかもしれん。

変な話、病気だの障害者になったとか報告するまでもない事だからだ。

世の中知らんでいい事もたくさんある。

逆の立場なら友人が病気や障害者になったなんて知らんで暮らしてる方が平穏だと思うからさ。


まぁ誕生日だけど今年も両親、兄から連絡あるかなって感じで終わるんだろうけど少なからず0じゃないだけマシなのかなって思う。


人に忘れられた時が終わりよ。

アメブロ自体を忘れてたが自分の重要な日は忘れてはない。

結局それがあるからこのブログを開いて更新する事になってるわけだ。


そんな今日は俺の命日だ。毎年のようにやってるね、これ(笑)

9年前のこの日に俺は夜勤中の職場で意識消失失神を起こして救急搬送されて命が何とか繫がっているわけだ。

9年だよね。植え込まれたICDもそれくらいの付き合いってわけだな。


過去に10年周期くらいで倒れてきた。

過去は単なる貧血と思ってたが俺は心臓が弱いブルガダ症候群の人間だったのさ。

それを知れたのが9年前の今日でもある。


22時半頃に倒れて搬送され、日が変わるような時間に当時まだ幼稚園の年長だった娘を連れて嫁が病院に駆け付けてくれたっけ。

そんな娘も受験生だからな。時の流れは早いって事。

そして俺は今を生きられてるって話で。


あの日も暑かったよな。蒸し蒸ししてた。

ほんで前日にたまたま電車が人身事故があったから暑い中、俺は電車を警戒して徒歩1時間で出勤したんだよな。

体調がめちゃくちゃ悪かったのは覚えてて食欲もなかったし。わかってるのは脱水症状だったんだけど。

体重にしたら5kgは落ちてたし。

その時は自分が病気とか不健康なんて気にもしてなかったから気合根性で無理してたんだよな。


あれから9年。

ICDを植えられたのもあって、とにかく自分の本気なんて出した事はない。

仕事も私生活もどこでもだ。

不整脈で徐脈。とくに睡眠時は30台の脈拍を確認できるほど遅い。

手術前に数回ホルダー心電図をやったがその時は体調最悪だったから睡眠時に35なんて異常に思えたが8年後の今も信用は薄いとはいえ毎日スマートウォッチで計測してるが39〜40だ。


それもICDにあるペースメーカーが40を下回ったら作動してフォローしてくれてるだけで徐脈すぎるのは変わらん。

でもまぁ、普通に生活できてるんよ。

仕事もさせてもらえて家族も変わらずで。


俺命日が終われば数日後は義父の命日。そして27日には俺の歳が1つ更新されてしまうんだ。

とりあえず言えるのはそれでも生きてる自分がいるんだなって9年前に不安だった俺に言いたいね。

競馬のG1皐月賞があったね。

もうかれこれ馬券なんてのは何年も買ってないが馬は好きだからずっと観てるわけ。

先日、とても残念な訃報があったよね。

特別応援したり注目してた騎手ではないが当然に知らない名前じゃないし、ショックな出来事ではある。


以前から有力馬の調教に乗ってる事は何かの記事で知ってた。

過去には主戦が乗れないとか成績が落ちたG1馬に乗って重賞を勝たせてるのも知ってる。

マカヒキやワグネリアンなんかそうだね。

とくに去年はマイルCSのナミュールに急遽の乗り替わりでネットでは散々に言われたが勝たせたんだよな。


近年は少しずつ成績も上がってきてたみたいだし何より私生活では子供が生まれたばかり。

この背景を考えるだけで切ないわけだよ。

落馬のシーンは知らなかったし、むしろ落馬があった事すら知らなかった。

他の騎手が落馬したニュースはあったのに情報はなかったんだ。

職場の嫌いな派遣オッサンから聞かされた事で知ったんだけど、そこから調べて驚いたんだ。


皐月賞はジャスティンミラノが勝ったんだよね。

調教師の涙とか勝ったからじゃなかったんだろうにそのジャスティンミラノの調教に乗ってたのが彼だったからだろう。

本番のレースには乗れなくてもきっちり馬を仕上げてる職人のような人だったんだろうね。

これだけ皆が悲しむのも彼の人柄ありきなんだと思う。


さて本題だけどさ、当然に勝利騎手もインタビューで彼の話題に触れてる。

そして競馬ファンもネットも美談のように話してる。

現実としては少し違う気もするが、ただそう思う事で彼を意識し忘れないようにしてる。

まぁ、これが人間なんよね。

美談でもいいじゃない。皆がそれで納得しようとしているのならさ。


それをさ、いるんだよな。

必ずネットの書き込みの中に誹謗中傷の書き込みあるよな。

茶番とか冷めたように意見しとるわけよ。

勝手に思っておけよって話でさ。

わざわざ、俺は違うぜ?みたいな奴がいるよな。

自分が断然にダサい事に気付かない痛い人間っているんだよな。

それを言ってかっこいいと思ってるんかな?

てか言えないくせに書き込みで強がってるだけなんだけど(笑)


ご遺族も目にするかもしれんのよ。

人として最低限の配慮しとけよって思う。


御冥福をお祈りいたします