トゥルルルル~トゥルルルル~
俺「もしもし」
知人「今、マリーナにいるからおいでよ~」
俺「あ、はい・・・」
本当に、こんな感じで、何をするのかも、しているのかも分からない、
とても短い1本の電話・・・
嫁とマリーナに着き、知人を捜していると・・・
知人「こっちこっち~」
なんと、知人はクルーザーから顔を出している・・・
俺「船持ってるんすか?」
知人「そうやとよ!」
俺「へ~、すごいっすね~」
知人「釣りやってるから、ちょっとやってみない?」
そう言われて薦められ、持った竿には既に仕掛けが・・・
え?
え?
え?
こんな、何もいなさそうな、
湾の中で、しかも停泊中の船から釣り糸垂らして、魚が釣れるの?
そう思い、
俺「じゃ、じゃあ、ちょっとやってみます・・・」
その知人というのは、Oさん。
Oさんは、俺のいた飲食店にたまに来てくれる、常連さん。
よく海に行くらしく、釣りも良くするらしい・・・
船が停泊してる、そんな桟橋の柱に網をぶら下げ、
何かの固まりを解凍中・・・
そして俺は、沈みそうにも無い、船の横のウキを・・・
ただ、ひたすら眺めていた・・・
嫁はというと、ジュースを買いにマリーナ事務所に行ったり、
臨海公園を散歩したり、いろんなクルーザーを見て回ったり、
まぁまぁ楽しそうにしていたのが、何よりの救い・・・
俺「釣れるんすか?」
Oさん「魚がいれば釣れると思うよ。」
・・・
Oさん、申し訳ないが、ここには魚は居そうに無いよ・・・
そんな、ボーッとした時間が過ぎ・・・
1時間が経とうとした頃・・・
嫁「釣れた?」
俺「いや・・・」
という会話をした、その瞬間・・・
ウキが、スーッと海中へ・・・
その瞬間、合わせを入れて、釣り上げてみると・・・
なんと、なにも居なそうな、そんな海から上がって来たのは、
25cmくらいの、アジ

ウオッ!釣れた!
と、思って、Oさんを見ると・・・
違う桟橋の所で、他のおじさまと話している・・・
釣りする気ないだろ・・・
俺「Oさん、釣れました!」
Oさん「え?釣れたの?何も居ないかと思ったw」
・・・
あんたが、釣りしようと言ってきたんじゃないか・・・
その後、まったくアタリは無く、後にも先にもこの1匹だけ・・・
Oさん「このアジ、弱ってきたから、逃がすね。」
と、言い残すと・・・
ポチャン!
と、逃がしてしまった・・・
あんた、何のために俺を呼んだんだよ・・・
つか、こんな何も居ない場所で、適当にやって、釣れるもんなんだなぁ・・・
と、その時は思い・・・
そんなら、釣り勉強して、しっかりやれば、メッチャ釣れるんじゃ?
という、安易な考えから・・・
「よし!いっちょ、釣り勉強してみるか!」
と、行き着いたわけでございますm(_ _)m
