私が小中学生だった頃と比べても
塾の役割というのは変わってきていると感じています。
昔は、塾と言えば
おっかない先生がいて、ひたすらゴリゴリと勉強をさせられる
そんなイメージがありました。
一昔前は、学校も部活も家の教育も塾も、
基本的には非民主的な軍隊式が多かった印象です。
この風潮はかなり変わってきたと思います。
そんな現代での塾の役割とは何なのでしょうか。
そして現代っ子たちに適した勉強の仕方も何なのでしょうか。
私はよく
「子どもにとっての勉強は、大人にとってのダイエットや筋トレ」
と言うことがあります。
勉強とダイエット、筋トレって、共通点が多いのです。
①目標を数字として定量化できる
(だからPDCAを回しやすい)
「偏差値○○」や「ウエスト○○cm」、「○○kgのバーベルを上げる」など、
目標を数値化して、達成度合を計ることができます。
また、現状と目標とのギャップを明らかにして
対策・計画を立てる、実行する、振り返るのサイクルが作りやすいです。
②基本的には「やりたくない」もの
勉強しないお子さまにイライラを募らせながらも、
わが身を振り返るとドキッとする保護者様も多いと思います。
私もお腹を何とかしないといけません。
最近は階段も辛いです。
健康や美容のために絶対必要だと分かっているのになかなか取り掛かれないものですよね。
勉強もダイエット・筋トレも、今や雑誌やインターネットなどにノウハウがたくさん転がっています。
その中に自分に合ったやり方があるはずです。
それなのに実行できない、あるいは挫折してしまうのはなぜでしょうか。
理由は「計画」と「動機付け」だと考えられます。
だから
大人はジムに行くのだと思います。
勉強も同じではないでしょうか。
ジムのトレーナーがメニューを組んでくれたり、サポートしてくれるように、
塾では講師が個別について、一緒に目標設定や計画立てをし、
進めないところは解説だけでなく、励ましたりすることもあります。
当塾では、授業をただ勉強を教えるだけの時間にしないことを
全講師にも意識させています。
これからはこれに加えて、「結果にコミットする」集団にも鍛え上げていこうと思います。
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教室長 和田