お寺のような城の名前 | いっちくだっちく珍道中のブログ

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増えた自由時間を使っての野菜の栽培、料理、小旅行、史跡巡り、ウォーキングなどを通して、小さな発見やつぶやきを綴るブログです。

こんばんは。

貴重な梅雨の合間にできることは

やっておかないと、というわけで

以前巡った芳賀城跡と同じ稲敷市にある

神宮寺城跡に行ってきました。

お寺のような名前の城跡でした。

神宮寺というお寺は城跡の近くにありました。


入り口に説明看板が立っていて、

それを読むと、

南北朝時代には城はあったようで、

北畠親房は、小田城に行く前にこの神宮寺城に

拠っているんですねぇ。

しかし、佐竹氏を中心にした北朝方の軍勢の

攻撃にあい、

神宮寺城は落城しました。

北畠親房は、近くの阿波崎城を経て、

小田城に逃げ、

そこで、「神皇正統記」を書きました。

神宮寺は、その後、戦国期に改修された

可能性が考えられてはいるが、はっきりした

史料はないようです。

なんとなく城域を感じさせる所を

歩いて、


浅い堀切を過ぎると、


Ⅰの曲輪があります。


左側の土塁に沿って前方に歩いて行くと、


堀切があって、土橋を越えると、


そこにⅡの曲輪がありますが、

竹林になっています。


左側(東)はⅢの曲輪です。

土塁の上から見ています。


ここも当時は、城の何かがあったのでしょう。


南北朝の神宮寺城は、300mほど離れた所に

あったとする説もあるようですが、

確かなことはわかりません。 

周辺は宅地や小さな作業場があり、

だいぶ開発されています。