我が家の二匹の猫の関係を見ていると、おもしろいときがあります。
白い猫の「りー」は、神経質でプライドの高い猫です。体にもめったに触らせません。生まれたところは分かりません。生まれた直後にどこかに捨てられていたところを、誰かが拾ってスポーツ店に預けていました。それを、僕がもらってきました。
ですから、生まれたばかりのよちよち歩きのときから我が家で暮らしています。
こたつの上でくつろぐことが多いです。

黒と白のツートンカラーの「カル」は、野良育ちで4歳(獣医師の推定による)のとき、車にひかれ、大腿骨骨折の状態で我が家にやってきました。
ちょっと離れた動物病院で手術後、
何とかモンローウォークで歩けるようになりました。
この「カル」、食べ物だけは、今も野良っぽいですが、6年経った今や甘え上手ですっかり家猫になりました。
よく僕の膝の上に乗ってきます。

でも、少し前から変化があらわれ、「りー」が僕の近くに寄ってくるようになり、

数日前ついに僕の膝の上に乗りました。

するとどうでしょう、「カル」も僕のそばに寄って来て、どかっとすわってテレビを見ました(カルの顔の先にテレビがあります)。
まるで、僕も「父ちゃん」のそばがいいようと言ってでもいるかのようです。

すると、「りー」は「カル」の方を見て、
「あんた、態度でかいよ」と言っているようにも思えなくもないです。
二匹のこの猫たち、初めは寄るとケンカばかりしていましたが、この頃は追いかけっこをしています。
追いかける方が、場面によって変わりますし、ちょっとしか追いません。遊んでいるようにも思えます。
この二匹の猫はあまりにも仲が悪いので、「カル」はプレハブに1日の大半を隔離していました。
増築した関係で、プレハブは壊し、7か月前から一緒に住み始めました。
猫なりに学習したのでしょうか?