生まれて始めての優しさが、ぬくもりがまだ信じられなくて! | キャンゼル いっちオフィシャルブログ 「架空都市」 Powered by Ameba

生まれて始めての優しさが、ぬくもりがまだ信じられなくて!

BUMP OF CHICKENの「K」って曲なんだけど家の弟がバンド(ボーカル)で次練習する曲らしい。

俺も好きな曲で
歌詞がほんと超良いんだよね。

泣けるよ。

家のすずを想像しながら歌うとヤバい(笑)

間違ってるかも知れないけど…

週末の大通りを 黒猫が歩く
御自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と
その姿から猫は 忌み嫌われていた
闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた

孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた
誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕

「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」

腕の中もがいて 必死で引っ掻いて 孤独という名の逃げ道を

走った 走った 生まれて初めての
優しさが 温もりが まだ信じられなくて

どれだけ逃げたって変わり者はついてきたんだ。

それから猫は絵描きと2度目の冬を過ごす。
絵描きは友達に名前をやった。「黒き幸、ホーリーナイト」
彼のスケッチブックはほとんど黒づくめ。

黒猫もその青年にくっついて甘えた

が、ある日
貧しい生活に倒れる名付け親!

最後の手紙を書くと彼はこう言った

「走って、走って、こいつを届けてくれ!
夢を見て飛び出した僕の帰りを待つ恋人へ!」

黒づくめの猫の絵なんか売れないが
それでもアンタは俺だけ描いた
それ故アンタは
冷たくなった
手紙は確かに受け取った!

雪の降る山道を 黒猫が走る
今は故き親友との約束を その口に銜えて
「見ろよ、悪魔の使者だ!」石を投げる子供
何とでも呼ぶがいいさ 俺には 消えない名前があるから
「ホーリーナイト」「聖なる夜」と呼んでくれた
優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた

優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならばこの日のタメに生まれてきたんだろう どこまでも走るよ

彼は辿り着いた 親友の故郷に 恋人の家まで あと数キロだ

走った 転んだ すでに満身創痍だ
立ち上がる間もなく 襲い来る 罵声と暴力
負けるか俺 はホーリーナイト! 千切れそうな手足を
引きずり なお走った 見つけた! この家だ!

手紙を読んだ恋人はもう動かない猫の名に
アルファベット一つ加えて庭に埋めてやった
聖なる騎士を埋めてやった。

GO TO CNZ...