朝一で近くの運送会社へ行き、仕事の完成品の発送。
「これで、今日は丸一日休めるぞ!」ということで、
最寄りの駅へと全速力で向かい、一路、東京へ。
まずは日暮里で墓参り。
墓地に植えられている銀杏の葉がかなり落ちていました。
お墓を探して歩き回っていたら、
ギンナンの実を踏んでしまった(汗)
墓地の中にある、陽が良く当たる場所では、
丸々と太った黒猫が日向ぼっこをしていました。
それから谷中銀座を通り抜け、
千駄木にある、11月にオープンしたばかりの
文京区立森鴎外記念館へと向かう。
ここの建物、ちょっと分かりにくいです。
明治の文豪・森鴎外の記念館ということで
和風な建物を探して歩きましたが、
実際の建物は外観が非常にモダン。
それに「森鴎外記念館」の文字が
建物の色とほぼ同化していて見えにくいので、
気付かずに傍らを通り過ぎてしまったほど。
地図帳を見ながら、「あれっ、道を行きすぎた!?」と引き返し、
ようやく発見。
壁にしか見えない部分が、記念館の入り口で、自動ドアとなってます。
建物の中へ入ると、受付に女性スタッフがおり丁寧に応対。
入館料を払って、地下にある展示資料を見ることに。
自筆原稿や初版本など貴重な品々が展示されており、
鴎外の作品が好きな人間にとっては実に興味深いです。
彼の筆跡は実に細やかですね。実に読みやすい。
そうそう、家系図も展示されておりましたが、見ていくと、
元祖キラキラネームって感じの名前があちこちに登場(笑)
於菟(おと)、茉莉(まり)、不律(ふりつ)、杏奴(あんぬ)、類(るい)
という鴎外の子供たちの名前は知っていたけれど、
孫たちの名前もかなり凝っていますねえ。
真章(まくす)、富(とむ)、礼於(れお)、
樊須(はんす)、常治(じょうじ)。
すごいな~(笑)
一巡して受付のある1階へと戻る。
そこには森鴎外関連の書籍や
記念館オリジナルグッズが販売されていたので、
来館した記念に『新潮日本文學アルバム』の第1巻「森鴎外」を購入。
平日ながらも入館者がけっこうおりましたよ。
ほとんどが年配者でしたけどもね。
建物を出て、西へと向かい、
白山駅から地下鉄の都営三田線で神保町駅へと移動。
神田神保町での古書店巡り、再び(笑)
今回は、前回立ち寄れなかったお店に
片っ端から入っていきました。
日本特価書籍小売部では、
ゴットヘルフの『黒い蜘蛛』(山崎章甫・訳)
シュニッツラーの『夢小説・闇への逃走』(池内紀、武村智子・訳)
『立原道造詩集』(杉浦明平・編)
という岩波文庫の本を3冊購入。
ゴットヘルフの『黒い蜘蛛』は、
ヨゼフ・マティアス・ハウアーがオペラ化しているのだけど、
あいにくCDが無いという…。
誰か録音してくれないかな?
シュニッツラーは心理描写の上手さが好きなので、
お気に入りの作家の一人。
池田香代子・訳の『夢奇譚』との読み比べが楽しそう。
『立原道造詩集』は、
魅力的な詩「メヌエット」が収録されているのが嬉しい。
それから、岩波のビルの裏手にある
クラシック専門の中古CDショップ、ササキレコードに立ち寄り、
トスカニーニ指揮による
ブラームスの交響曲第1番&セレナード第2番のCDを購入。
この時代の指揮者が録音するのは珍しい、セレナードの方が目当て。
ディスクユニオンに今回も寄ってみると、
ベイヌム指揮による
ブラームスの交響曲全集があったので購入。
これ、国内盤も輸入盤も廃盤状態なんですよねえ。
見つけたので即座に買いました。
本当は、管弦楽作品やアルトラプソディも一緒に収録して
再発売して欲しいけど、それが実現するのはいつのことやら…。
田村書店では、洋書を扱う2階で
『DAS NIBELUNGEN LIED』(HEINRICH ALBERT VERLAG)を購入。
中世ドイツ英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の原書です。
全部で2379詩節だから、
岩波文庫版の元となった「写本B」のテクストですね。
中世ドイツ語がそのまま記されているので、
単語の表記が、現代ドイツ語とはけっこう違います。
風光書房では、
『シュトルム詩集』(藤原定・訳、角川文庫)を購入。
藤原定・訳の『シュトルム詩集』、
実は白鳳社のものを所有しているのですが、
ひょっとしたら訳に違いがあるのではないかと考え、
角川文庫版も購入してみた次第。
はてさて、そこのところ、どうなんだろ?
神保町を歩き回って足が疲れたので、
秋葉原へ移動し、シャッツキステで温かい紅茶をいただく。
落ち着いた雰囲気、本当に素晴らしい♪
今日も実に有意義な一日を過ごせた。
大いに満足!