手紙をしたためる時のBGMはバッハの器楽曲にしています。
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータとソナタとか、
無伴奏チェロ組曲とか、ゴルトベルク変奏曲とかね。
で、今回は、ゴルトベルク変奏曲を選んでみました。
ただし、最近聴きまくってたグレン・グールド(旧盤&新盤)ではなく、
曽根麻矢子さんのチェンバロ演奏によるCDです。
ピアノによるバッハもいいけれど、
やっぱりチェンバロの音色は
「バロック音楽ならではの雅やかさ」が出て良いものですねえ。
チェンバロが発する音は、ちょっと金属質な響きがするけど、
上質の楽器で演奏されると、独特の雰囲気が出て素敵♪
ピアニストの中には、ピアノでバッハを弾く理由として
「もしもバッハが現代に生きていたら、
響きの豊かなピアノで作品が演奏されることを望んだはずだ」
と言う輩が少なからずいるようですが、
そういう言い草をされると、なんか「イラッ」とします(笑)
素直に「自分はピアニストだからピアノで弾くのだ」と言えばいいのに、
歴史的仮定の話で、演奏の根拠を主張するのはどうかと思う。
たしかにピアノは、ペダリングや指のタッチの微妙な変化で、
多彩な音が出せるけど、
ピアノとチェンバロとでは音色が全然違う。
無論僕は、ピアノによるバッハ演奏を否定する気は毛頭ありませんよ。
グールドが遺した、両極をいく2種の演奏を聴くのが好きですからね。
ジャズ的な軽やかさを感じさせるグールド旧盤。
沈思黙考するかのような瞑想的なグールド新盤。
そして、チェンバロの音色美を堪能できる曽根さんの清々しい演奏。
この3つの演奏によるゴルトベルク変奏曲を、
その時々の気分で選び、僕は聴くのです。
手紙の文章に、そうした演奏の特徴が反映してるだろうか?(笑)