アメリカ政府の立場はどうか。
少なくとも過去60年間は、
できるだけ中立的な和平の
仲介役であろうと努めてきた。
しかし2018年に当時の大統領
ドナルド・トランプが、
国連や国際社会の意向を無視して
イスラエルのアメリカ大使館を
テルアビブからエルサレムに移した。
アメリカがイスラエルの保守派に
組することを、
目に見える形で世界に示したことになる。
さらに、トランプ政権は2020年に、
鳴り物入りで
「アブラハム合意」を仲介した。
アラブ首長国連邦、バーレーン、
スーダン、モロッコの各国とイスラエルの
国交を正常化し、75年にわたる
戦争状態に終止符を打つ。
そういう触れ込みだった。
しかしパレスチナ人の不満には
まったく配慮せず、
彼らをますます
孤立させ、無力感を
募らせることになった。。。。。。。