京都 新町の紫織庵さん | 矢田 裕一のブログ

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この写真は京都新町にある京町家 柴織庵さんの中にある

お茶室の中の写真です

(柴織庵さんには、事前にお願いしました上で撮影をしています)


柴織庵さんは大正時代に建てられた町家であり

茶室以外に洋室の間もある大きなお宅です


お茶室を拝見しますと

恐らく古田織部どのの影響を受けて造られていると思われます


柴織庵さん1

その特徴として点前座にある中柱は歪んでいますが

これを採用し中柱の奥にある風呂先窓も

付けたのも古田織部からだと思われます



柴織庵さん3


天井に突き上げ窓があり、これを採用し始めたのも

古田織部からと思われます


それ以外にも古田織部の意匠を意識した造り方になっています


千利休は数寄屋の窓を極力減らそうとしていましたが

古田織部はその逆で出来る限り窓を付けようとしていた様です