写真のアングルが良くなくてすみません
写真、左側にある町家さんが四条京町家さんになります
四条京町家さんの建っている場所は四条西洞院になります
四条京町家さんは元は鉄鋼商で明治時代に建てられました
なぜ
京都に鉄鋼商を営む京町家さんが建てられたのでしょうか
実は昔、京都で営業をしていました市電と関係があります
四条京町家さんの右半分は昔は倉庫になっており
市電のレールを保管していました
なぜ
レールを保管する町家さんが四条西洞院に建てられてのでしょうか
ここからは当方の想像になりますが
初期の市電(通称N電)は京都駅から西洞院通りを通って四条通りを西に曲がり
堀川通りを通って、中立売から西に入り北野天神さんまで営業をしていました
四条西洞院は上記路線の大体中間地点にあたり、
レールの交換部材を運送するのには、ちょうど良い距離にあたり
それで建てられたのかも知れません
文明開化の象徴である市電と京都の伝統的なものである京町家さんが
組み合わせて共存していたのも、京都ならではだと思います
※N電
通称チンチン電車 1895年に京都駅から伏見間を初めて営業運転した電車
Nはナローゲージの略称で レール幅は1067mmの狭軌(JR在来線と同一幅)を
用いていた事からN電と呼ばれる
その後の京都市電(700、1600形等)のレール幅は1435mmの標準軌を採用
ちなみに四条西洞院から四条堀川通りの間は
N電と通常の京都市電が営業していた為レールが3本ひかれていた