今日、RCCラジオの
「まるっと日常ワイドえんまん」を
聴いていたら、石橋アナウンサーが
大瀬良について話していました。

石橋さん曰く、若い頃の大瀬良は
ストレートでガンガン押していく
「速球派」の印象が強かったけれど、
歳を重ねるにつれ、
駆け引きができる「頭脳派」や
多彩な球種を使う「技巧派」の
要素も出てきたよなぁ、と。

そして、大瀬良本人に
「速球派ですか?頭脳派ですか?
技巧派ですか?」と質問をしたところ、
ちょっと間があって大瀬良が答えたのが
「どっちつかず派ですかね」との
ことでした。


大瀬良本人としては、
速球派と言えるほどストレートで
押す投球はもうできない、
かといってめちゃくちゃ頭脳を使って
投げているわけでもなく、
技巧派と言えるほどたくさんの球種を
自在に操ってもいない。

だから、自分は「どっちつかず派だ」という
言い方をしたんだと思います。



そこで、ファンとして見ていて、
大瀬良って何派かなぁと少し
考えてみたんですけど、、、

まず、基本的には「技巧派」であり
「軟投派」だと思います。

普段は力を抜いて投げていて、
カットボールで打たせてとるのが
基本、という投球。

そこに、カーブで緩急をつけたり、
カットボールと逆の変化をする
シュートを効果的に使ったりと、
配球の工夫によって、打たせてとる。

それが大瀬良の投球なんじゃないかな、と
いうような気がします。


しかし、それはあくまで、
何でもない場面での投球です。

ここ一番という場面ではまた、
投球が変わります。

若い頃の大瀬良ってもう、
躍動感が凄くて、
どんどんストレートを投げていき、
気持ちで打者を圧倒するという
投球が印象的だったんですけど、
今もここ一番の場面では
そういう投球に変わってくるんですよね。

普段は省エネという
意味も込めて技巧派のような
投球をしていながら、
実は速球派の一面もある。

ピンチの場面では気持ちで打者を
圧倒していく。

つまり、本質的に大瀬良は
「熱投派」なんだと思います。

いろいろ投球術は持っているんですけど、
結局のところ、最終的には
気持ちで打者に向かっていく。

そこが大瀬良の本質なんじゃないかなぁと
個人的には思います。