昨日の試合、延長戦の末、
カープが勝ちましたね。

12回表に3点勝ち越したのですが、
その裏、投手はもう河野しか
残っていないという状況。

あまり一軍での経験値が無い
河野にとってはかなり痺れる場面での
登板だったと思います。

それでも、
桑原にはヒットを許したものの、
3つのアウトを全て三振で奪うという、
気迫の投球でプロ初セーブを
挙げました。


そのときにふと思い出したのですが、
2014年、中崎がプロ初セーブを
挙げた試合というのがありました。

あの頃の中崎は、期待の若手として
頭角を現し始めたくらいの
時期です。

当時の中崎は、メンタルがあまり
強い方では無かったし、
「打たれて二軍に落とされたら
どうしよう」という思いも
多少は持ちながらの投球だったと
思います。


そんな中崎ですが、7月のヤクルト戦。

この時も延長戦で勝ち越して、
投手がもう中崎しか残っていないという
状況でした。

これはもう、ビビってる場合ではない。

もうやるしかないという状況で
中崎はマウンドに上がりました。


その時の中崎は、それまで
見たことないくらい
威力のあるストレートを、
強気に投げ込んでいった。

そして、見事プロ初セーブを
挙げたのです。


あそこから中崎は勝ちパターンの
投手として信頼されるようになり、
その翌年からクローザーに
定着していきました。

今思えばあのヤクルト戦こそが、
クローザー中崎翔太の
始まりだったのです。



そういう意味では、昨日の河野も、
もしかしたらそういうキッカケの
試合になるんじゃないかな、という
気がしました。

河野は良い投手です。

一軍でやる実力があるのは
わかっています。

あとはキッカケがあるかどうか、
というところだけなんだと
思うので、今回のプロ初セーブを
自信にしてもらって、
一軍で活躍するキッカケにして
もらいたいなぁと思います。