マットの上に立って
ただ呼吸をしているだけで
満たされた感覚を味わう
ヨガインストラクターの言葉に
「そんなことより早く動こうよ！」
と体を壊してもなお
ドSが抜けなかった10年前のわたしは
よくそう思ったものです
「ヨガは動いてナンボ」と
でも
今ならわかる気がします
ただただ＂今＂を味わう
ということの豊かさを
目の前のごはんも
味わえてない
楽しいことをしていても
どこか上の空
そんな自分に
疑問すら持てなかったころのわたしは
＂自分を大切にする＂ということが
まったくわかっていなかったのです
ゆえに
日常で＂満たされる＂という感覚も
ほとんどなかったように思います
「ヨガで不調が治った」
「ヨガをやると元気になる」
そんな人が大勢いる中
わたしはヨガをやるほど
調子がどんどん悪くなる
自分を大切にすることを
知らなかったわたしは
本来体にいいはずのヨガというツールも
自分を痛めつける方にしか使えなかった
ヨガに限らず
他の運動でも
そして
体にいいと言われる食べ物や
健康情報でさえも
＂自分を大切にする＂
という意識が欠けていると
それらを
自分を痛めつけるということに
使ってしまいかねないのです
10年前に足繁く通ったスタジオがオンラインレッスンをいつのまにか始めてて
当時大好きだったインストラクターのレッスンをまた受けられることになったのだ✨
ヨガを始めたころに
ようやく自分の体に目を向ける
ということができるようになったわたしは
＂ご褒美＂と称して
90分とか120分のマッサージを
受けに行くこともありました
そこが予約の取りづらい
人気のプライベートサロン
だったにもかかわらず
そのマッサージがまぁ
気持ちいいと感じられない
めっっっちゃ高いのに
長年のがんばりグセで
体が緊張で強張ったままだったから
気持ちいいはずのマッサージも
体に入ってこなかったのではないか
とそれも一理ある気はするけれど
当時のわたしは
＂受けとる＂ということが
できなかったのです
マッサージという人からの好意を
受け取れない
同じように
ヨガの効果効能も受け取れない
だれかに頼ることができず
とにかく自分でがんばり
現実をコントロールすることで
独りで解決しようとしてしまう
そんな＂がんばりグセ＂
がある人はとにかく
＂してもらう＂のが苦手
つまり
もれなく受け取りベタ
でもあるんですよね
10年前は
自尊心を満たすために練習し
難しいポーズにチャレンジしてたけど
だから不調に拍車がかかったのだ
ただ呼吸して
ココに在るだけで満足する
自分を大切にすることが
あのころよりも
格段に上手になった今なら
そんな本来のヨガの良さを
受け取ることができそうで
練習が今からめちゃくちゃ
楽しみなのです
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心理カウンセラー たかはしえりこ
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