恋愛がうまくいかない
いい人になかなか出逢えない
という女性のお話を
うかがっていると
この方はパートナーよりも
お父さんの代わりを探しているな
と感じる方が
少なくないです
もちろん
ご本人にその自覚は
ないのだけど
表面上は
人生を共に歩んでくれる
パートナーを探している
でも
＂お父さんにもっと愛されたかった＂
＂甘えたかった＂
という思いが強く残っている人は
衝突する必要のない
ただただ甘い優しい時間をくれる
既婚男性にばかり惹かれるし
＂お父さんを助けなくちゃ＂
＂家族はわたしが守らなくちゃ＂
という思いが強い人は
どこか頼りない
金銭的にも精神的にも支えが必要な男性を
自然と選んでいたりする
もしくは
自ら相手をそういう頼りない人に
仕立て上げていたりする
というわたし自身も
父の代わりになる人を
無意識に探していたからこそ
恋愛がうまくいかず
男性とお付き合いしたことがない
ということが人生に起こってた
わたしの場合は
父に対して言いたかったこと
わかって欲しかったことが
幼いころからずっと
たまりにたまってて
にも関わらず
父に伝えることもできず
自分で感じ切ることもできず
それにフタをして
無視し続けていたから
・・・というか
そんなものがお腹の中にある
っていうことに
自分では気づくことが
まっっったくできなかったから（笑）
それがいつしか
怒りを通り越して嫌悪感となり
気づいたら
父のように男性本来の愛情を
くれようとする人に対しては
お腹の中の嫌悪感が
強くうずいて近づけず
けれど
上辺だけのダミーの愛情をくれる人には
嫌悪感を感じないからスルスル近づける
というのが
いつしかわたしの長い間の
恋愛の＂うまくいかないパターン＂
になっていた
嫌悪感を感じる人のことを
＂生理的に受け入れられない＂
なんて
一般的には表現したりするから
「嫌悪感はその人が恋愛対象外だからこそ
感じるものなんだ」
って疑いもせずそう思ってたし
ダミーの愛情をくれる人に限って
こちらのパーソナルスペースの中に
ヒョイッと軽々しく入って近づいてくるから
ドキドキキュンキュンする
こっちの＂ヒョイッ＂の人の方こそが
わたしに本気なんだ
これこそ＂恋愛＂というものなんだ
と心から信じていた
そんなことが
重なりに重なった結果
実はわたしが嫌悪感を感じる人こそ
わたしに対して男性本来の愛情を
見せてくれている人なんだ
ということに気づいて
ダミー愛のカンチガイから抜けるのに
実に10年以上もかかった
というわけなのです
ただただ
自分のお腹の中にたまった感情を感じ切る
というワークをしたとき
父への罵詈雑言が
１ヵ月くらい止まらなかった
もちろん
本人には言いません
一人のときに
黙々と吐き出し続けただけ
それがきっかけで
20年くらい抱えてきたであろう
＂男性への嫌悪感＂という悩みが
スルスルと溶けて消えたことには
自分でもほんとうにビックリ
出逢ったばかりのころは
うっすら感じてた
だんなさんへの嫌悪感も
それ以来
感じることはなくなった
＂わたしは
恋愛がなかなかうまくいかない＂
という人は
「恋愛がうまくできないから
彼氏の一人もできない」
と思いがちだったりするけど
ヘタなままでも
恋愛も結婚もできる
だって
結婚してる人がみんな恋愛マスター
というわけではないのだから
それよりも
恋愛をうまくいかせなくしている
＂お腹の中に溜めてきたもの＂
があるとしたら
それを取り除いてあげる方が
現実が変わっていくのは
早いかもしれません
高橋えりこ
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