パートナーシップの
いちばんの秘訣はね
「できないこと」を
ちゃんと自分に残しておくこと
だと思うんです
現代女性は
一人でも十分稼げるし
一人でも食べていけるし
一人でも
好きなことして楽しめるし
一人でも自由に
好きなところへ行ける
子供のころから
自分のことは自分でする
人に迷惑をかけないように
一人でなんでもできるように
ってわたしたちは
育てられてきた
結果
一人でなんでも
できるようにはなったけど
それってつまりは
一人で完結しちゃう
他者を
必要としないのね
他者を必要としない
必要とする
「必要が」ないのなら
人はあえて
人と関わろうとか
関係を築こうとかとは
思わないのが
自然なことだと思う
結婚して
一緒に住むようになって
物理的距離だけ近くなっても
一人で完結してると
パートナーと
関わろうとしない
頼んだりする方が
面倒だからって
奥さんがなんでもかんでも
一人でこなす
これは
パートナーシップが
うまくいかなくなる人から
見えてくる傾向
関わろうとしなきゃ
そりゃ人間関係
育たないよね
だから
パートナーと
関わらざるを得ない環境を
自分に作るために
あえてできないことを
そのまま残しておく
っていうことが
パートナーシップを育む
一助になるんじゃないかって
そう思うのです
とはいえ
がんばればなんでもできちゃう
っていう女性
「できないこと
ないんですけど
」
っていう女性は
今の時代
めっっっちゃ多いよね
でもさ
できないことはなくても
苦手なことならあるでしょ？
がんばればできるけど
得意じゃなことってあるでしょ？
それを
ちゃんと残しておくこと
解決しないこと
今までは
苦手なことを克服することを
がんばってきたけれど
これからは
苦手なことを克服しない
っていう
こっちをがんばる時代
わたし
体を壊して
仕事以外は引きこもり生活をしてたときに
車の免許を失効したのね
気づいたときには
もう手遅れで
なんていう失態！
こんなこと恥ずかしくて
絶対人にはバレたくない
ってそのときは
自分を大いに責めたけれど
今ではあっちでもこっちでも
ネタとしてしゃべってる
それは
心の世界に出逢って
頭の中が変わってきたときに
あれほど恥だと思っていた
免許失効のことを
こう解釈したから
わたしにはもう
免許は必要ないんだ
免許の必要のない人生が
これから始まるんだ
わたし以外の誰かが
車を運転してくれる生活か
タクシーに自由に乗れる豊かさが
つねに入ってくる生活か
もしくは
運転手付きの生活が待ってるんだ
っていうことに
本気でしたわけ
んでフタを開けてみたら
結婚しただんなさんは
めっっっちゃ車の運転が
好きな人で
まだお付き合いしてたとき
デートの日は毎回
だんなさんが100㎞の道のりを運転して
会いにきてくれた
わたしのできないところを
補ってくれる人が
ちゃんと現れたよ
結婚してからも
免許を取り直そうと思えば
できたけど
わたしはあえてそこを
「なできないところ」
として残すことにした
そうすると
一人では自由に
買い物に行ったりできないから
結局だんなさんに
「あそこに行きたい」とか
「ここにこれを買いに行きたい」
って頼むことになる
ときどき
パートナーに頼みごとをしたり
やってもらったときに
ドヤ顔されるのが
負けるみたいでイヤ
っていう女性の声を
聞くんだけど
わたしがそんなこと言ってたら
自由に行きたいところに行けないし
欲しいものも手に入らないから
負けようが
ドヤ顔されようが
喧嘩中だろうが
関係なく
お願いするﾌﾟﾗｲﾄﾞｯﾃﾅﾆ?
つまり
お願いせざるを得ない
っていう環境を
あえて自分に作ってる
人一倍負けん気が強くて
我が強いわたしの
これは
パートナーシップを育むための
重要な戦略心がけなのだ
高橋えりこ
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