7/29 イラスト追加


お友達で素敵絵師様の、カヲリ@thomasさんがですね!


この短編にイラストを描いてくれましたヾ(@^▽^@)ノ


彼女もS.O.Sをよく聴いていたということで、この歌もご存知でした


そんなカヲリちゃんが描いた


オレンジローズバージョン

ブルーローズバージョン


こちらを、沖田さんと秋斉さんのお話に貼らせていただきます


カヲリちゃんの素敵イラストが堪能できるブログはコチラ


CORKSCREW



バラ色からの…take2


をご覧ください♪


カヲリちゃん、ありがとう!!!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





旦那様にこのセリフ言わせてみよう企画(←勝手にw)第2弾!!


タイトルにある『君に出会ってすべてがバラ色』


こちら、またもSkoop On Somebodyの歌からなんですが


彼らのバラ色という歌の中の歌詞から抜粋です


!!!甘い!!!(*´Д`)=зですね!

胸焼け、咳き込み注意ですよ!


歌を知らなくても楽しめる!!!…はずです!(´Д`;)


超超超短編ですが、どうぞ♪



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


“君に出会ってすべてがバラ色~orange rose~”by沖田総司


お休みの今日は、沖田さんと出かける約束をしていた

デートと思っていいのかな、と、少し自惚れながら待ち合わせ場所へ急ぐ

すると沖田さんはもう先に来ていて、木にもたれながら待っていてくれた

息を切らしてその場に急ぐと、彼はいつもの笑顔で迎えてくれた

「私に逢うために、そんなに急いで来てくれたなんて…嬉しいです」

少し頬を染めた彼がやけに素直にそう言うから、私も嬉しくなってしまう

「今日はあなたに贈り物を…」

そう言って差し出してくれたのは、一輪のオレンジの花

『沖田さん…これ、バラですか?』

「よくご存知ですね」

珍しいものだから驚かせようと…と苦笑した彼に、十分驚いたことを告げ

彼の手からそっと受け取った

「あなたは私の立場も、運命も…何もかも知っているとは思いますが」

バラを持つ私の手を優しく包み、

「私の顔を見てください」

このバラのような色の頬をしているでしょう

私の身体は大丈夫です

…そう、安心させるように言った

「あなたに出会ってから、私の体も、気持ちも…すべてがバラ色になったんです」

オレンジ色が増した頬で、明るく優しく微笑んで…


花鳥風月


―orange rose 爽やか 健やか 信頼 無邪気―


“君に出会ってすべてがバラ色~white rose~”by古高俊太郎


枡屋さんからの逢状がかかり、お座敷へ向かう

一礼して顔を上げると、そこには白い花束を持った枡屋さんが微笑んでいた

『枡屋さん…?その花は…』

彼が持っていたのは、真っ白なバラの花束だった

「仕事で見つけましたんや 珍しい思いましてな あんさんにもらってもらおう思って」

そう言ってそれを私に差し出す

詳しくはよくわからないが、きっと高価に違いない

『そ、そんな珍しいもの、私なんかがいただくわけには…』

「そんなこと言わんと受け取っておくれやす わてのわがままや」

私が遠慮することに、少し困ったような笑みを浮かべて、彼は言った

「この花…まるであんさんみたいやな」

華麗な姿なのに、こんなにも真っ白で…

「つい、わての色に染めたくなってしまう」

真っ直ぐな瞳で射抜かれて、私はもう、目を逸らせない

「あんさんに出会ったわては何もかも…すべてがバラ色やな」

あんさんがわてを白く白く染めてくれる…

そっと私を抱きしめた彼が、耳元でそう囁いた


―white rose 私はあなたにふさわしい 相思相愛―




“君に出会ってすべてがバラ色~yellow rose~”by結城翔太


「○○、コレ…!」

置屋にやってきた翔太くんが、珍しいものを見せてくれた

『これ…バラ?』

彼が手にしていたのは一輪の黄色いバラ

この時代で見るとは思わなかったものだった

「俺知らなかったけど、バラって江戸時代からあったんだな」

少し得意げに笑う彼につられて、思わず笑みが浮かぶ

まるで太陽のように明るいその色は、翔太くんの笑顔そのものだった

「コレ見てさ、俺…お前がすぐに思い浮かんだんだ」

いつもにこにこ笑って、周りを明るくしてくれるお前が…

「そんなお前のそばに小さい頃からいて…」

一瞬目を逸らし、照れたように頬を染め、

「お前に出会って、俺の人生はすべてがバラ色なんだ」

そんなことを、私の目を真っ直ぐ見つめなおして言うから、私の頬は彼以上に真っ赤になった


―yellow rose あなたに恋します 友情―




★bonus track★

“君に出会ってすべてがバラ色~blue rose~”by藍屋秋斉


『秋斉さん、どうしたんですか、その青い花?』

「ふふ、これか?」

優しい笑みを浮かべた秋斉さんが、その一輪の花を見せてくれた

『え…?これ、バラですか?』

「そうや、珍しいやろ」

それは自然には咲かない色 作り出されたブルー…

どこで手に入れたとは言わない彼

藍色よりも明るいそれは、まるで深海の底のように静かな、でもどこか透明な、何かを秘めた色だった

「わての見る景色はいつも青かった 眠る海のような 深い夜のような」

なかなか陽が当たらないような…

でもな、あんさんに出会ってから、その青が透明で鮮やかになったんや

この青のようにな

「あんさんに出会って、わてのすべてがこのバラ色や」

そういって一輪のブルーローズを少し掲げ、優しく優しく微笑んだ


花鳥風月


―blue rose 奇跡・神の祝福―



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


いかがでしたでしょうか!?


書いてる本人が、甘すぎてむせかえってましたが

:゙;`;:゙;`;・o(ロ≦〃)


ブルーローズが誕生したのは2000年代に入ってからなので、当然幕末にはありません

の で !!

秋斉さんの時代設定は…お任せいたします( ̄∀ ̄)←投げたよ…www