ときめきデート・続いて迎えるは、脅威の四番打者、高杉晋作様!!
ヾ(@^▽^@)ノ

私の前イベまでの無料ガチャ打率は7割を超え
過去記事:「少年の日の思い出イベ」参照

今イベも出たので、まさに奇跡の打率を残す最強スラッガーの晋作兄やんが

満を持しての四番で登場!


MISIA + DCTの
I miss you~時を越えて~
をBGMにデートを楽しんでください♪

携帯では見られないかもしれません(汗)
ゴメンナサイ!!


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「よう○○ お、支度はできてるな」

相変わらず窓からやってくる高杉さん

この突然の訪問にも慣れてきた

…というか、最近はどこか心待ちにしている自分がいる

『もう、またここからですか 着替えが済んでいてよかった…』

「俺は済んでいなくてもよかったが?」

片方の口角をぐっと上げた、いつもの笑顔

この笑顔は、彼の強引な行動力以上に引力があり、私を引きつけてやまない

そして、気がつくといつも彼のことばかりを考えるようになってしまっていた



「さぁ行くぞ」

今日は何をするとかどこに行くのか一切言わない彼

その背中に自然と付いて行ってしまう自分がいる

『高杉さん、今日はどこへ行くんですか?』

「二人っきりになれるところだ」

振り返りざまににやっと笑う彼

一瞬で顔が熱くなる

『なっ…!何言ってるんですか!』

「お、○○何を想像した? そうか、そういうことをしたいのか」

くくっと喉を鳴らして笑う彼にとにかく抵抗する

「ま、落ち着けよ 俺と一緒ならどこへ行っても後悔はさせねぇよ」

得意げな、自信に満ちた言葉

こんなに強引なのに、もう私は抗えない

むしろ、彼のペースが心地よくさえ感じる



どんどん歩き、いつの間にか街中を外れて

連れてこられたのは、広く広く広がる野原だった

そこには一面、たんぽぽの花が咲き乱れていた

『うわぁ…』

感嘆の声が、ため息とともに漏れる

『高杉さん、どうしてここへ?』

「お前の思い出の場所に似ているだろう?」

思わずきょとんとして彼を見る

『私の…思い出?』

「小さい頃、結城とよく遊んだのはこういうところだったんだろう」

『……っ!!!』

思い出した

この間のお座敷のとき、私の小さいときの話をした

たんぽぽが一面に広がる原っぱで、翔太君と日が暮れるまで遊んだこと

その場所はいつの間にか野原じゃなくなって、寂しい思いをしたこと

「お前の話から想像すると、この場所が思い浮かんだ」

ちょっと照れたように、でも得意げに笑う彼の顔が涙でにじむ

『高杉さん…ありがとうございます』

「惚れ直したか?」

そんな彼のいつもの口調にも素直になってしまう

『はい』

彼はちょっと驚いた様子だったけど、切れ長の瞳を細めて優しく笑い、私の腰に手を回して体を添わせた

着物越しに感じる体温に鼓動を早めながらも、この場所から離れることはできない

「結城が絡んでいるのが気に入らないがな

お前の思い出から欠かせないものだろう」

『…はい』

胸がいっぱいで、もう言葉にならない

溢れる涙を、高杉さんの赤い着流しが拭ってくれる

この着物も、いつも持っている三味線も

切れ長の瞳も、私を守ってくれる大きな背中も

この人の全てが愛しい




遠い時間を越えて、ここで出逢ったこの人は

いつの間にか私のとても大切な人へと変わっていった

強引でマイペースなのに、こんなにも私のことを考え、想ってくれている

『高杉さん』

着物に顔を埋めたままで、話しかける

「なんだ」

『あなたのこの胸は…腕の中は、いつも私のためだけに空けておいてくださいね』

彼の顔が一瞬、着物の色のように染まる

そしてすぐいつもの笑みを浮かべ、

「言うじゃねぇか」

そう言って、もう一度私をきつく抱きしめた


高杉さんは気づいているかな

たんぽぽが広がるこの光景は、私の幼い日の思い出だけではなくなったこと

この季節になると、私はよりあなたを想うのだろう



黄色いたんぽぽの絨毯のところどころに、白い綿毛が舞う

いつどこへ行ってしまうかわからない彼のようだ

願わくばその綿毛が根を下ろす先が、私のそばでありますように

そんなことを思い、もう一度彼の胸に頬を寄せた





~I miss you 時を越えて・完~


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ちょっと甘いテイストの高杉さんになってしまいました
ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノエヘエヘ

毒気(?)を抜いた晋作兄やんは、こんなに甘くなるのか…

しかも話をとっときすぎて季節が過ぎ、賞味期限が切れてる…
たんぽぽとっくに終わってるし

お話も“なまもの”ね…orz



気がつくといつもいつも
あなたのことばかり考えてた



っていう歌いだしで、もう彼しかないっしょ!と思ってのチョイス

【I miss you】は、寂しいというよりは、あなたにもっと逢いたい!的な意味合いで♪