なうでもボソッと呟いたけど

所々で素敵作家様たちが高杉さんの素敵ストーリーを展開してらっしゃって

ドンかぶりにめげそうな里桜です
・°・(ノД`)・°・

秋斉くんの時もこんな感じだった

狙ってないよ!決して!

でもちょっと心折れそう…
・°・(ノД`)・°・

でも…でも…

頑張ります☆
ヽ(;´Д`)ノ



脳内妄想だだ漏れ企画第2弾!

アナタの隣りが高杉くんだったら?


高杉さんのイメージを大幅に損なう恐れがあります

ガマンならない方は回れ右でお願いします
m(_ _)m


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

それからというもの、高杉くんは今まで以上に私に絡んでくるようになった

といっても、からかったりちょっかいをかけてくることばかりだけど


付き合ってるのかと疑ってください、と言わんばかりにいつも至近距離な彼

教科書も相変わらず持って来ないことが多く、机をくっつける授業も少なくない

強引でマイペースな彼に、最初は戸惑ったけど

いつの間にか以前のような怯える気持ちは消え、それどころか居心地の良ささえ感じてしまうようになっていた


…不思議な人だ

あんなに自由にしているのに

いや、自由にしているからか

誰もがそうありたいのにできないことを、高杉くんは全て持ち合わせ、実際そうしてしまっている気がする

だから男女問わず、高杉晋作という人に惹かれる人が多いのかもしれない



「……○、おい、○○!」

呼ばれて我に返る

高杉くんと話しているときに、そんなことを考えてしまっていた

「何だよ、せっかく俺が話しているのに考え事かよ」

ふん、と鼻をならし、目を細めて優しく睨む

『あ、ごめん… 何だっけ?』

呆れたように高杉くんがため息をつき、にやっと笑みを浮かべてこう言った

「お前、俺相手に本当にいい度胸してるよな

…やっぱり気に入った

お前、俺と付き合えよ」



……え?

高杉くん、今何て…

頭が真っ白になり、光が交錯してスパークしているかのような感覚に襲われる

言葉が出ない

目の前の高杉くんの顔さえうまく見えない

「何固まってんだよ 返事!今でなくてもいいから聞かせろよ」

そんなこと突然言われても、全然思考が追いつかない

きっと私は、顔を真っ赤にして高杉くんを凝視しているんだろう

そんな私を正面から見つめていた高杉くんの顔が、急に近づいた

「ただし、俺は気が長い方じゃない

そうだな…明日だ 明日返事聞かせろよ」

耳元でそう囁く

言葉と共に漏れる息がかかる

その直後、私の唇に何か柔らかいものがかすめた

それが高杉くんの唇だとわかったのは、彼が去っていってからだった




~続く~