本日、旧暦で沖田さんの命日ということで


新たに書きたかったんですが、過去記事をUPするというご法度業にまたまた出ます

orz←土下座


自分で書いて結構気に入ってる話でもあるし←言い訳orz


えぇ、自己満足です!!

開き直ったよ…


以前読んでくださった方には本当に失礼ですが

コメくれたさなはんゴメン!!!


沖田さんを偲び、上げさせていただきます


2012.05.30



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沖田さんを想う主人公ちゃん目線で


花エンドしかしてないので、花エンド後のイメージで


桜が散ってしまう前にUPします



ネタバレ含みます


コブクロの『風』に乗せて


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京都に来た


あのとき以来


もう何年経っただろう



そう、全てを思い出したから


あのとき起きたことを


かけがえのない人に出逢い、


全てを賭して愛したことを…





目を閉じると


いつも同じイメージが目に浮かぶ


浅葱色の羽織


三日月のように輝く剣


いつも私に見せた、少年のような笑顔


ひとつに束ねた長い髪を揺らし


風のように舞い、駆け抜けていた人



あなたを好きになって


誰よりも大切で大切で


でも、あなたの命は


刹那に散りゆく桜のように


そっと消えていった



命が散りゆく間際まで、いつも私に


『私の未来がどんなものでも、あなたは笑っていてください』


と、微笑んでくれた


私はあなたとの約束を守れていましたか?






今、私の隣にならぶ


あなたと同じ名前の人



あなたのようで


あなたでなくて



でも私は、どうしようもなくこの人に惹かれて


きっとこれから先の人生を、彼と歩んでいくだろう


あなたを想って誰とも歩けなかったこの街を


今、共に歩いているこの人と…




いいかな?沖田さん


見上げる京の青空に


あの日と同じ、優しい春風が私の頬をなでる


ねぇ、沖田さん


この風はあなたですか?


こんな私を


今もあなたはこんなにも優しく包んでくれるの?


次の春が来ても


この風は私に吹いてくれますか?




あなたからもらった蝶を、そっと手の中に包む


小さなつむじ風がそっと鳴いて


春の花びらが舞い上がる



『…○○さん』


舞い散る花びらの中、沖田さんに呼ばれた気がした


顔を上げて、涙を零さぬよう精一杯微笑む


あなたが大好きと言ってくれた笑顔を、春の空に向ける




蝶を包んだ私の手に


彼がそっと手を添える


あなたと同じ顔で


同じ微笑みで


変わらない優しい瞳で


『君はいつも笑っていてね』


あのときと同じ桜吹雪の中


あなたと同じ言葉を、私にくれた



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コブクロの『風』


この風は あなたですか

次の春も 吹きますか


という歌詞が好きで、ここが使いたくてイメージしてみました



現代に戻ってきて、そのときの事を、想いを忘れてしまってたなんて、とても衝撃で


思い出して、受け入れて


運命に導かれるように出逢った同じ名前の彼と、前を向いて歩んで欲しいって思いました


主人公ちゃんはきっと、ずっと沖田さんのことを忘れない


生まれ変わりかもしれない彼は


主人公ちゃんの沖田さんへの想いも汲み取って


それも受け入れて共に歩んでいってくれてるといいなぁなんて


私の都合のいい理想です