こんばんは。まゆちんです。
さて今日はちょっと変なタイトルで書いてみます。
西洋占星術は様々な世界観で語られていますね。そして私は「自分の中に惑星が内蔵されていて、その星たちがお互いに関連し合いながら自分を作っている。」みたいなイメージで星読みの世界を捉えています。
自分の中に小宇宙（ミクロコスモス）があって、実際の大きなコスモス（大宇宙）と照応し合っている、って世界観です。
で、自分らしさを発揮するには、どの惑星にも居場所を等しく与えてあげることが必要と考えています。この考え方は心理学用語でいう、深層民主主義（ディープデモクラシー）からヒントを得ています。
プロセス指向心理学という分野の言葉なのですが、どんなに小さな声でも拾い上げていこう、居場所を与えていこうとする心の態度のことです。
心の深い部分にある様々な自分の声に居場所を与えていきましょう、という姿勢のことです。
これを「内蔵されている惑星たち」に置き換えてみるわけです。
火星は自分の中の衝動、怒りとも言えますね。そして月は不安定な自分かもしれません。私たちはそういうネガティブで傷ついた自分を忘れたいので、なかったことにしちゃいがちです。そして、２度と傷つかないためにその惑星を使わないようにしちゃう、ということが起こっているのです。だから、一旦、心の中で追い出しちゃった惑星に、ただ「居場所を与える」ということが、全ての惑星の間の間に流れるエネルギーをスムーズにしていくというイメージを持っています。
惑星っていうのは一つ一つ単体で動いているのではなく、互いに関連し合って「わたし」を動かしています。臓器の一つ一つみたいね。つまり、惑星間の血流がうまく流れていることが大事なんですね。ところが「火星だけなかったことに」したり、「金星」のパワーを押さえつけたり、すると中心の心臓である太陽にうまく血流が回らず、結果、他の星たちにも血流が回らなくて「わたし」の元気がなくなる、みたいな感じです。
人は生まれながらにして天才のタネを持っている。
と、私は思っておるのですが、ヒマワリのDNAをもったタネはヒマワリの花を咲かせますよね。それって超当たり前なのですが、超奇跡でもあるわけです。
ヒマワリがヒマワリとして咲き誇ることは当たり前であり奇跡。それって天才性の発揮ってことです。ヒマワリは暇ワシとして咲くことが天才性の発揮です。私たちの持ち生まれたDNAが、うまーいことまっすぐ育てば、天才という花を咲かせるということです。
占星術師は「星を使いましょう」と言いますが、まずはそれぞれの惑星に等しく居場所を！というのがディープデモクラシー的な考えです。
まあ、なにがいいたいかというと、自分の中で「これは不要。使ってもろくなことないわ」「これは使いにくい」として知らず知らずのうちに切り捨ててしまっているもの（惑星の意識）がないか、振り返ってみると面白いかもしれません。
私たちは「生き残る」ために、様々な戦略をもってしまいます。その戦略の一つが「自分の中の月を無かったことにする」とか「土星と繋がることを拒絶する」とかなのです。
これを実際の身体に例えるとわかりやすいです。
例えば、あまりにも発熱ばっかりするので扁桃腺を切り取ってしまうようなものです。（それが悪いというわけではなく例えです。）
でも、それは生きるための戦略なので仕方がない。
でも、本来の自分を生きようと思った時、実際、扁桃腺にも居場所が欲しいのです。ただ心の中の居場所を作ってあげることが大事です。
私たちは人生の中で、傷ついたり、腹を立てたり、悲しかったり、いろいろな思いとともにいきてきて、「もうこんな思いをするぐらいなら！（悲）（怒）」といろいろなものを忘れ去ろうとします。
戦略なので仕方ないんです。私たちは生き延びたいもん。
でも、あなたがもし本来の自分を取り戻したい、とか本当の自分ってなんだろう？と思った時、
何かを探し求めるより、自分が過去切り捨ててしまったもの、なかったことにしたものに目を向けるだけで、いいのかもしれません。それだけで全体に血流が流れ始めるのだと思います。
そして、それが「あなたという花」を咲かせることになるのだと思います。
お読みくださってありがとうございますっ！
まゆちん
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