時間はいつだって一日２４時間で流れるし、日は昇るし、また沈む。
タロットでそういう「宇宙の計らい」を表すのはこの「運命の輪」ってカードかな。
ある意味、「西洋占星術」で示されてる星の動きも、このカードのような「宇宙の計らい」と捉えられます。
そう、一日は２４時間。月は満ちてかける。日は昇って沈む。
完璧なまでの宇宙。
しかし、私たち個人個人が生まれたときの星の配置から導き出される「ホロスコープ」を読む度に感じるのです。
「いかに一人一人が不完全か」を。
完璧な配置の人なんていないわけでして。
一人で全てを完結できる人なんていないわけでして。
1日２４時間という、変わらない仕組みの中で、フヨフヨと生きている私たち一人一人って実はとても不完全で、本当に面白い存在だと思います。
私たち一人一人は不完全な存在。
だから、どんな人にも共通して星が伝えているメッセージには、
「あなたは不完全なんだから、自分以外と繋がりなさいよ。」
だと思うのです。
人間ってそういった意味で、完璧にできているなあーとか思ってしまいます。
ですので、タロットも星読みも
不完全な「あなたに還る」為のものなのでしょうね。
そして、
自分にかえれば、かえるほど、自分を知れば知るほど、
自分と繋がれば繋がるほど、
自分以外と繋がりたいと願うし、繋がる力もアップするように思います。
ああ、これも全て自然の原理だな・・・とか感じてしまうわけです。
例えば「さみしい」「心細い」という感情は、ネガティブなものとされているけど、感じたことのない人なんていないはず。
一見、そのようなネガティブな感情を味わうことなく、生きる方が「完璧」な人生のように思うけど、「さみしい」とかネガティブな感情を感じる「不完全さ」があるから、それが埋まったときには喜びを感じるわけだし。
感動や感謝も湧く。
埋まったときにこそ、「完璧だ！」と感じるのが私たち人間。
だから、本当の「完璧さ」ってのは、
穴がなく平らなことなのではなく、穴だらけでも埋めてくれる何かがあることだと思うのでした。
埋められる自分である、ということかな。
埋めようとする私たちの姿勢そのものが、もう完璧なのではないかと。
てなわけで、変なんだけど
「自分と繋がりましょう」ってのは「自分の不完全さを知りましょう」ってことだと思うのでした。
それができて初めて、自分以外の何かと繋がる力になるのだと思うのでした。
だから・・・
私自身も・・・
自分のホロスコープを見て、
良い意味で前向きに諦めてます。
ああ、
なんて不完全なんだって。
不完全でよかった、なんて思う。
穴だらけでよかった。
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