こんにちは。
人生を変えるタロット講師・ビリーフチェンジセラピストのかげした真由子です。
さて、今日は、
ご質問にお答え!
な記事です。タロットを学んでらっしゃる方のお役に立てますと幸いです。
頂いたご質問は以下です。
占い師デビューに向けて決めていた名前があったのですが、「この名前でデビューしたらどう?」と、カードに聞いてみると何度も「世界の逆位置」が出て、この名前やめたほうがいいのかな・・・と思いまして・・・真由子先生ならどう解釈されますか?
というお便りでした。
「世界の逆」が連続して何度も出たと・・・
はい「世界」の逆位置はこれです↓
K子さんは「完璧を意味する世界のカードが逆位置だし、もしかして良くない。ってことかな」と・・
そう思われたそうです。
「この名前でデビューしたらどう?」に対しての「世界の逆位置」
私はタロットを解釈するとき、「問い」を重視します。
どのような「問い」に対して、どのように「読む」のか?
ってことです。
今回の問いは
「この名前でデビューしたらどう?」でした。
さて、タロット世界観的には「良い悪い」という概念はないのです。それに対して、私たちは思考で「良いか悪いか」という判断したくなる生き物なんですよね。
本来、タロットカード自体に「プラス」も「マイナス」も存在しないからです。
ではなぜ「良い結果」と「悪い結果」が生まれるか?というと、それはクライアントさんとリーダーの「判断」によるものです。
メリット、デメリット
プラス、マイナス
を知りたいときは、問いの段階でそういった要素を取り入れておく必要があります。
つまり・・・「何においてプラスなのか?マイナスなのか?」ってのが定まっていないと、実は判断が難しくなるのがタロットリーディングです。
1枚1枚に吉凶がないのでね。。。
ですので、今回「この結果は良くない」と解釈するのは早計な訳です。だいじょうぶ。
今回は特にそこまで問いに含まれてないと思うんですよね。
「この名前でデビューしたらどう?」ですし。
「世界の逆位置」的な 影響があるよ、
とか
「世界の逆位置」的な 要素を含む課題があるかもよ
とか
「世界の逆位置」的な ことが起こるよ
ぐらいで読んでいくといいと思います。
「この名前でデビューするメリットはなに?」だとまた違うけど。
ですので、
「この名前でデビューしたらどう?」に関して
「世界の逆位置」だったので、
そのまんま読めばいいのです。
世界のカードは「完璧な調和」を表します。
そして、78枚あるうちの大アルカナ22枚中の最後のカードです。
さらに、大アルカナは成長を表しますので、最後の22枚目は「成長しまくって行き着いた先」です。
人は成長しまくると、また「ゼロ」にもどり、らせん状に上昇しながら成長していきます。(精神的な成長ですね)
そしてこの世界は「行き着いた先」のカードです。
それが逆なので、まあ、簡単に言うと「未完成」ってことになります。
「この名前でデビューすると、未完成ってのがテーマになるよ」
「この名前でデビューすると、未完成っていう影響があるよ」
ってこと。
そして。
ここで気をつけないといけないのは「未完成」=「マイナスのこと」っていうイメージを持たないで読むことです。
それは、あなたの「投影」だから。
だって「未完成がテーマ」っていうこと自体は良くも悪くもないですからね。
あなたが未完成だとは限らないし、そうであってもそれが悪いことだとも限らないです。
(◯◯とは限らないと頭の中で読んでいくことが、自分の投影を避けて読むコツです。わざと投影させる時もありますけどねーー)
※投影で読む=自分をそのままカードに移し込んで読んじゃうこと
「私って未完成な人間なのね!」って投影するから、よくない結果だ・・・って思っちゃうわけですよ。
でも、タロットはただただ
「未完成ってことと向き合うようになるよ」っておしえてくれているわけです。
未完成ってのあ「まったくもって足りていない!」っていう未完成とは限りません。
「あと一歩」「あと1ピースをのこす」ってニュアンスの未完成も、未完成ですし、このカードの場合、どちらかというとそっちのニュアンスが強い。
「あと完成まで、1ピースをのこす状態!」
これ、良くも悪くもないですよね。わくわくしなくもない。
てなわけで・・・
わたしとしてはこれ、K子さんの占い師さんとしてのテーマ(役割って言ってもいい)を表しているんじゃないかと解釈したわけです。
K子さんはセラピストさんとして、占い師さんとして、
「誰かの調和、完成まであと一歩」の方のお手伝い
をされることをテーマとしてやっていかれるのではないか、と思いました。
◉次のステージに行こうとしているけど、足踏みしているクライアントさん、
◉もうちょっとでうまくいきそうなんだけど、今一歩のところで躊躇しちゃっているクライアントさん
そんな方々の後押しをされていくのでしょう。
以上、奥の深いワンオラクルの講座でした。^^
あ、そうそう。先ほども触れましたが、カードを引くときに大事なのは「問いの文脈」です。
あなたが選択に迷っていて、そのヒントを知りたい!とか
ある選択をするにあたり、それが自分にとってプラスなのか、マイナスなのかを知りたいときは、「そう判断できるような」問いにすればいいのです。
「この名前はどう?」っていう問いを建てるより、
「この名前は、仕事として売り上げるをあげるにあたって、どのような影響を与えますか?」
って聞いちゃえばいいです。
だってね、厳密にいうとカードはプラスかマイナスか教えてくれません。
だけど「問いに対して、どうなのか?」のは教えてくれます。
そのタロットが示してくれた結果をそのカードを読み解いた私たちが「それは自分にとってはよくないかも、いいかも」って決めるだけなのでね。
今回の場合も「未完成がテーマ」というのがK子さんにとって望まない展開ならば、マイナスかもしれません。(まあ、そうともいえないのがタロットの深いところだけど。。。。)
もう少し奥深いことをいうと・・
私たちが頭で考えて「プラス!」「マイナス!」と判断できる答えを超えるような回答
をしてくれるのもタロットなので、そのあたり頭をゆるーーーーーくしてニュートラルに向かうことが大事です。
まずカードを「ただの単語」として読んで、次にそれをどう感じる?か?
その人にとってどうなのか?
そしてカードに含まれるストーリーに想いを馳せる。
タロットカード自身が判断(いくか、いかざるべきか)をしてくれるわけではないので、そのあたりを読み取っていくのがリーダーの醍醐味です。
どのカードも、正位置も逆位置も、ある意味どれもプラスもマイナスもありません。それをみて私たちがプラスと判断するのか?否か?です。
↑
ぐらいの感じで読んだ方が当たるよ。
でね、K子さんのようにそのカードを見て「良くないかも!?」と思うことも無意味ではありません。
カードを見て感じることは「あなた自身」の事実なんです。
ってことは?
私の推測ですが、世界逆は、K子さんにとってのステージアップも表しているのではないかと思いました。
未知の世界に飛び込むのはわくわくしつつも、少しざわざわするものです。
不安もあります。
ステージアップと向き合っていこうね!
デビューして、自分の最後のワンピースをカチッとはめちゃえ!
というタロットからK子さんへのメッセージも含まれているようにも思いました。
いやあーーー!
ワンオラクルは奥が深いねっ!
以上、お読みいただきましてありがとうございました!