乙さん
ミドフィフ
184cm
写真半ボケ⇒オッサンにしては〇
職業不明⇒経営者
収入不明⇒年収3000万円
大学院卒
婚歴あり
隣県在住
支払いは相手と相談して決める
続きです
いつみは乙さんからのlineを既読スルーなどしたこと一切ありませんでした。
すぐに返信できない時はポップアップだけで確認したので未読スルーになったことはあっても、朝きたら昼には返していたし、夜遅くても『おやすみなさい』だけは必ず返していました。
それなのに乙さんは朝の挨拶を送信取り消しした数時間後、
俺とのやりとり、迷惑そうだね。
とlineしてきました。
いつみはすぐに
迷惑だなんて思っていないです。この頃仕事が忙しくてなかなか会う予定がつかなくて…乙さんは私とのやりとり負担になっていますか?
と返信しました。
負担とは思っていないけど。いつみさんがあまり気が入っていないように感じて。
さすがは真のハイスぺ乙さんです。
今までのその気のない男性に対するいつみの対応、例えばエディさんやヒカルさんにくらべて乙さんへの対応はよっぽど丁寧にしていました。
なのに乙さんは見抜いているのです。
いつみにあまりその気がないことを。
いつみの変化を。
そうなんです。
乙さんが 『豆乳・俺』 とか 『婚活ヴギウギ』 だからその気がないのではなく
いつみは、
その時、
本命候補の別の男性 と
やりとりしていたのです!
乙さんに別の男性の存在を告げることはいつみにはどうしても出来ませんでした。
そこで
仕事を優先して乙さんに対して失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。今の私には婚活アプリをするとか、男性とのお付き合いとかを望んだことが間違っていました。今までありがとうございました。
と送りました。
乙さんはいつみの仕事に負けたのであって、他の男性に負けたのではない、としたかったのです。
恋愛は勝負事ではないと言いますが、ハイスぺは日常のほとんどが勝負なのです。
ハイスぺ乙さんもハイスぺいつみもそんな風に戦い続けてきた人生で、その結果オッサンとババアになったのです。
上位な仕事ができるハイスぺにはそれなりの対価が必要、MPを消費するのです。
乙さんからは
こちらこそ
と、一言だけ返信がありました。
その後お互いにやり取りはありません。
いつみはすぐにlineブロックしましたし、乙さんもそうしたと思います。
乙さんはザオラルをかけてくるような下位の男性ではありません。
もっとハイスぺ、もっと上位呪文ができる、
ザオリクな男です!
参考文献
乙さん ありがとう!