最近の日々。 | 山あり谷あり、カーブあり

山あり谷あり、カーブあり

家でも仕事でも一緒に頑張ってきた夫と妻のブログ

夫の闘病中は、夫の通院への付添い、あるいは

入院中の見舞いなどはもちろん、もっと沢山一緒に

いてあげたいのにそれが叶わず、会社や仕事の存在

を恨めしく思ったものですが・・・、


今は、その仕事に救われています。

たくさんの人たちに囲まれて、次から次にとやることが

ある間は、少なくとも以前と同じような日々を過ごせて

います。


夫が生前お世話になった沢山の方々が、代わる代わる

顔を見せてくださります。

皆、私たち夫婦がいつでもどこでも一緒だったのを、よく

知っている方たちなので、遺された私の事を、気遣って

くださり、心配してくださります。

でも、あまのじゃく・・というか、人から同情の目で

見られる事があまり好きじゃない私なので、

「もうお葬式の翌日からバリバリ働いてますよぉ!

大丈夫、大丈夫^^」

なんて笑いながら答えてしまう自分に、我ながら

呆れています。 

「強いんですね・・・尊敬するよ。」

なんて肩を竦められてしまい、「またね」と
帰っていく夫の
友人たちの姿を見てホッとする
日々・・。


もっと古い私の友人は、

「まだ気が張っているから、そんなに元気でいられる

かもしれないけど、現実が見えた時、きっとガクっと

気持ちが落ちる時が来ると思う。そんな時には、独り

で居ないで、きっと声かけてね!」

と、私よりもずっと大人なアドバイスをくれる・・。


たぶん、その通りだと思います。

現実を見ることを、無意識に避けているんだろうな~と

思う。 休日の買い物がてら、夫といつも散歩した道は

今も通れないし・・・。 

夫の病気が判明したその日の午後に、夫と二人で

同じ道を歩いていた時、(少ししたら、いつも私の左傍らに

いる彼は、消えてしまうんだ・・・この道を、私はひとりぼっち

で歩くことになるんだ・・・) という想像が浮かんだ途端に

恐ろしくて辛くて、涙が止まらなくなったのを思い出します。


でも、その反面、現実を見据える事をちょっと避けて、

気を紛らわせていううちに、年月が経ってくれるならば

それもいいのでは・・?とも思ったりしています。

仕事休みの週末は、心が凹みだす前に、久々に

スポーツクラブに行き始めました。 友達からの呑みの

誘いも、週1 ぐらいは参加する事にしました。


夫は、こんな私を見て、「随分元気だね・・」と

ガッカリしているかもしれないし、

「相変わらず強がって・・」と、呆れている

ような気もします。 

夫の写真に向かって、今日も話します。


だって、貴方のいない世界を、私はあとどれぐらい

生きなくちゃいけないのか、わからないんだもの。

1年ぐらいだったら、きっとなんとか大丈夫な気が
する・・。

でも、10年も20年もの長い時間だったとしたら、
どうしようか・・・。 
私の母も短命な人だったし、私自身も癌家系だし
長生きはしないとは思うけど、万が一、平均寿命
まで生きてしまうと、 貴方と過ごした年月よりも

もっと長い人生を、この後生きなくちゃいけなく

なってしまうって事になるのよね・・・。
そんな事にならないように、適当な頃合いを見て
つまり、私がいなくなっても、困ったり迷惑が
かかる人がいなくなったら、早めに迎えに

来てね!