急遽、入院へ | 山あり谷あり、カーブあり

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家でも仕事でも一緒に頑張ってきた夫と妻のブログ

全脳照射が決まり、その日を待つばかりとなって

いた夫でしたが、一昨日から全く食事も飲み物すら

受け付けないほどに、頭痛と吐き気が悪化してきた

ため、急遽、救急外来に連れて行き、前倒しで入院

が決まりました。


3日前にCTを撮ったばかりですが、再度CTとレントゲン

も撮り、髄液検査もしました。

救急外来の担当医は、癌性髄膜炎を疑っています。


以前、脳神経科医から 「予防的全脳照射」 の提案を

出された事がありました。


自分でも散々調べ、そして呼吸器内科医の主治医とも

相談したのですが、その結果

「もし、小細胞癌の場合ならば、全脳照射によって髄膜炎

ある程度は予防できるのだが、非小細胞癌では全脳照射

によって髄膜炎の予防は出来ない」

という事実を知り、 つまり・・・癌細胞が増殖し、髄液の中に

沁み出すのを防ぐには、そうなる前に、脳にまで奏功してくれる

分子標的薬を早く使い始めるしかないだろう、という結論に

達しました。 つまり、まだアレクチニブが手に入らない今、

夫にとっては、予防手段はないという事です。


もしも、髄膜炎にかかっていたり、まさにかかろうとしている

ところなのだとしたら、一刻も早い髄膜炎治療(髄注療法だとか

全身化学療法など)によって、少しでも進行を遅らせ、QOL

を保てる時間を増やす可能性が高まりますが、運悪くちょうど週末

という事もあり、検査結果は週明けまで出ません・・。

つまり、それまでは脳圧をわずかに下げるだけのグリセオール

点滴治療だけ、という事になります。


おまけに、会社でも病欠やら退職による人手不足が続き

かつてないほどのピンチを迎えています。

このタイミング、こんな状況の夫に、私が仕事を休んで付き添って

あげる事すら、難しくなってしまいました・・・。


前回(5月)の時も、あんなに激しい頭痛に襲われ、

それでも幸い癌性髄膜炎は免れたので、きっと

「今回も違う!きっと違う・・」 と何度も呟いて祈って

います。 


祈りが届きますように。