理学療法士のAです。
看護師Nさんのお母様のリハビリを担当しております。85歳ではありますが、
ご自身の日々の努力で凄い回復を遂げられているその姿に、尊敬しかありません。
さて、私が今まで関わってきた方の最高齢は104歳で(今から8年前位の話です)、
その方は施設入所ではありましたが歩行器で日常生活は自立されていました。
大正生まれの女性Oさん、年齢的に仕方無いのですがベットで過ごす時間が長く、
足腰が弱り始めていて、寝たきりにならない様にどうにかしたい私と
運動嫌いなOさんの攻防が日々続いていたのを思い出します。
Oさんはお話し好きで、よく私に戦前の話や当時の生活の話を聞かせてくれました。
私もそういった話が好きなので夢中で聞いていると運動も何もせずリハビリ時間が終わって
しまう事もしばしば、、。
今思えば、Oさんの策略だったのでは、と思う事も。(104歳に比べれば30代なんて赤ちゃんだよ!
とよく言われていました)。
大正・昭和と生きてこられた方達は、今と比べれば不便な環境の中を生活されてきており、
だからこそ85歳、104歳でも歩けているんだろうなと思います。私は昭和生まれではありますが、
便利さの恩恵の中で育っています。果たして、いくつまで元気でいられるだろうか、、と考える
今日この頃です。