②失敗という幻想について

 

 

これは初期の人間が

「神に何かを望んでも

叶えられないことがある」

と思い出したことから始まる。

 

 

神だって必ずしも全てを思い通りにできるわけではない。

 

ましてや人間がしくじらないなどありえない、と。

 

 

しかしこれは幻想である。

 

 

神のすることに失敗はなく、

もちろんあなたのすることに失敗などない。

 

 

 

 

◇失敗という幻想から抜け出す方法

 

 

この幻想を見抜くためには

すべては成功の一部である

と見ればよい。

 

全ては成功につながるし

成功を生み出すし

成功を体験するためのプロセスの1つだ。

 

科学者たちはこれが良く分かっている。

 

 

あなたのすることに失敗はない。

 

 

あなたが失敗だと現実で思った時、

それは体験に失敗しているのではなく

真の自分を体験する途中なのである。

 

 

人生で「失敗」と呼ぶものが訪れたら

愛情をこめて抱き取りなさい。

 

非難したり拒絶しないように。

 

抵抗すれば相手はかえって大きくなるが、

見つめれば消える。

 

幻想の形がなくなる。

 

ありのままの現実が見えてくる。

 

 

真の自分自身が見えるように。

 

 

 

 

 

失敗の幻想を利用する

 

 

失敗の幻想は

「成功」の喜びを感じるためにある。

 

 

失敗と思えるものにぶつかったら、

すぐに究極的な真実の言葉を唱えればよい。

 

 

 

①私の世界のあらゆるものは現実でない

 

②すべてのことの意味は、私が与える

 

③私は「私がこうだ」という私で、

 私の経験は「私がこうだ」という経験である

 

 

 

あなたの失敗という経験が何を意味するのか

あなたが決めなさい。

 

失敗を成功と呼ぶことを選びなさい。

 

その経験との関係で

自分とは何者かを決定しなさい。

 

 

なぜこんなことになるかを問う必要はない。

その理由すらもあなたが与えるのだから。

 

 

私は求める経験に一歩近づくために

この経験をしたのだ。

 

この経験は贈り物として与えられたのだ。

 

この贈り物を受け取って大切にし、

そこから学ぼう。

 

そうあなたが決めるのだ。

 

 

 

あなたの決意によって

現実は創られていくのだから。