<2021年11月18日>
夫ひとりで病院へ。
数日前に黒い便が出たと言っていたので、一刻も早く内視鏡検査をして欲しくて予約日を待ち望んでいた。
検査を終えた後、結果を聞くために診察室へ。医師の顔を見たら良い結果ではないと感じた。
医師から、幽門部(胃の出口付近)に潰瘍を伴う不整な突起性病変が幾つもあることや、出血したと思われる黒い痕も確認できたので、タール便はそこからの出血によるものだと説明があった。
そして前回の血液検査で、消化器がんの腫瘍マーカーを測定するCA19-9を検査した結果、上限値が37のところ、2060と数値が高いことから胃がんの可能性もあるので病理検査を行うとことになった。
病理検査結果は通常約2週間かかるが、急いだ方が良いので、結果が出るか、出ないかのギリギリの日付を予測して、医師は次の予約を入れた。
次の予約日は11月30日。
帰宅後の夫は
「がんの可能性があるみたいだけど、病理検査結果が出るまでは確定ではないみたいだよ。検査結果が出るまで希望するなら入院できると言われたけれどそれは断った。あとね、次の予約日は奥さんと一緒に来てくださいって言われたから一緒に行こうね」と、明るめな口調で話す。
だが引きつった顔から、夫が無理をしているのが伝わってくる。
夫が不安や恐怖心を表に出さずに頑張っているならば、私も同じように明るく返事を返した。
『わかったわ。次は一緒に病院に行こうね!結果が出れば、良くも悪くも治療を開始できるから、それまで悪化しない様に消化の良い食事が摂れるように作るね!』
検査のため朝から食事を抜いている空腹の夫に、舌で潰せるほど柔らかく煮込んだ野菜スープを作って一緒に食べた。
夫が就寝した後に、持ち帰ってきた内視鏡検査結果説明書の画像を見た。
とても大きな突起性潰瘍は、素人の私が見ても形が歪で、ただの潰瘍ではなく、がん(悪性)であると思わずにはいられないものであった。
医師から説明を受けている時に、どれほど不安だったかと思うと苦しくてたまらなくなった。

