昨日は新幹線に乗って午前中にひとりで
長野入り。前日受付に行ったあと、善光寺を
観に行ったり有意義に過ごした。
昨日の記事です
夕方にホテルの部屋に入ったあとは夜ご飯を
食べたりのんびり過ごし、21時頃に就寝
💤
そして今朝。5時過ぎに起きた。
支度をしながら白湯を飲んだり、できるだけ
心穏やかに過ごした。
6時頃にホテルの無料朝食でご飯やパン、
焼きそば等の炭水化物系を中心に頂き、
6時半頃にホテルをチェックアウト。
長野駅から電車で北長野駅に向かった。
ランナーは無料で乗れるよ
運良く座れてSpotifyの「お気に入りリスト」
でランダムに音楽を聴きながら緊張を和らげて
いたら、これがかかった
じぶんにとって初マラソンの、
大阪マラソン2016のテーマソング。
辛かったけれど何とか完走した初フルを
思い出し、満員の電車で思わず涙が出てしまい、
カバンで顔を隠した。
数分で北長野駅に到着。しかし、じぶんが
乗ったのは電車の最後尾近くだったようで
激混みで中々駅から出られず。
早く駅から出たい人は先頭車両に乗ったほう
が良いみたい。
何とか駅から出ると、そこからスタート会場
まで歩いて約20分かかる。道がわからない
けれどランナーがぞろぞろいるのでついて行き、
スタート会場に7時半頃に到着。
支度をして、スタートエリアに並んだ。
長野マラソンは両面にゼッケンを付けるので、
前の人の背面のゼッケンに当たり前だけど
「長野マラソン」と書いてあり、感慨深い
気持ちになった。
このわたしが今、長野マラソンのスタート
エリアに並んでいる
いよいよ8時半になり、スタートエリアが
ぞろぞろ動き出した。
スタート地点の「2024 NAGANO」のアーチに
向かって歩いて行く。
マラソン大会は全国にたくさんあるけれど、
長野マラソンは制限時間5時間なのでキロ7超え
で走っていると完走できない。そのためわたし
みたいな鈍足ランナーにとっては
「今日はファンランで」とか軽い気持ちで
走れない厳しい大会。なのにとても景色が良く、
2017年に35km過ぎの千曲川の河川敷でタイム
アップになったとき、悲しくて悔しい中で
目の前にのどかな千曲川と山の景色か広がって
いて、そのギャップに、思わず息を呑むくらい
心が和んだのだった。翌年の2018年はギリギリ完走
したよ
そんな大会のスタート地点に6年ぶりに再び
立てることに、走る前なのに本当に涙が
出てきた。
いよいよスタート地点のマットを踏み、
長野マラソンスタート
序盤は余裕を持ったペースで進むことにして
おり、体感と呼吸の感じで、これくらいかな、
と思うペースで走り出した。
そしたらほぼ全員に抜かされていく
でも男性が多いし気にしないようにして
体感を信じて進んでいく。
時計は怖くて見なかったけれど、今日もあまり
速くなさそうだな、と思った。
しばらく走り、約4kmの長野駅近くの
アンダーパスの坂道に到達。
じぶんの家の近所にも似たような坂道があり
よく坂道ダッシュの練習で走っているけれど、
それを思い浮かべながら今日は余裕のある
ペースで登った。
少し走り、善光寺の坂道に到達。
てくてく登っていく。さすが長野マラソン。
みんな登りで落ちてこない。
登り切ると、長い下り坂を下っていく。
ペースを上げずに歩幅を小さくして下るように
した。とは言ってもペースアップしようと
してもできない感じだった。
42kmも走れるのか不安で仕方が無かった。
なるべくゼーハーしないように深呼吸
しながら走り、約17kmのエムウェーブに到達。
ここではカステラを頂いた。思わず2切れ取り、
走りながらもぐもぐ。とても美味しい
そして20kmの五輪大橋に到達。
残り約22kmとなり、長距離練習のときに走る
距離なので少し心が軽くなった。
それにカステラパワーなのかこの橋のエリアは
スタスタ走れた。
ハーフ地点を通過し、周りの人が疲れてきた
のか少しずつ抜かすことも増えてきた。
じぶんは前半を抑えたのと、深呼吸し続けて
走っていたためかそんなに苦しくならなかった。
約25kmから30kmはほとんど河川敷を走る
のだけど、比較的軽々と走れた。
自己ベスト更新は無理だとしても、
練習の成果は出ている、と思った。
それに何度か走っている12月のアップダウンの
多い奈良マラソンでは30km付近から登り始め
ゴールまでアップダウンが続くけれど、
長野はそこまでの坂が無いのも気が楽だった。
この辺りでもエイドにカステラがあり
もぐもぐここのカステラとても美味しい。
そして30km付近のロイヤルホテルの辺りに
到達。ここからは2017年のDNFが悔しくて
翌年の完走を目指し、日帰りで何度も高速バス
で通い、走ったエリア。
何度も走ったしスタスタ走れると思ったのは
ただの妄想で、30kmくらいから身体が急に
疲れ始めた。
でも練習で走ったときを思い浮かべながら、
あの練習のときと今のじぶん、どっちが速く
走れているかなと思ったりもしたけれど、
今日のじぶんは、そんなに風も無かったのに
何とか歩かずにゆっくり走っているのが精一杯
だった。
突然だけど、
じぶんは昔から重度のコミュ障で、夫以外の
誰ともうまく話せない。なので学校や職場、
プライベート等でじぶんは会話が弾まない
つまらない存在だと思われてきた。
なので昔からじぶんは味のないはんぺん
みたいな存在だと思って劣等感を持って
生きてきた。
だけどじぶんはこんな苦しいを思いしながら
フルマラソンを走れるんだよ。
じぶんはスゴいんだと密かに思っていて
いいよね
そんなことを考えるくらいとてもしんどい思い
をしながら長〜い河川敷を進んでいたら、
the Canadian Clubさんの演奏のトラックが
じぶんは2018年のwaveが1番好きだけど
好きになってきたわい
Canadian Clubさんから少し元気をもらい、
川を渡る橋に到達。
ゴールまで約7、8kmくらいとなった。
普段の練習で当たり前のように走っている
距離になったけれどペースアップはできず。
自己ベストは完全に諦めていた。
完走するのが精一杯な感じで、橋を渡り、
川の反対側の河川敷を走り始めた。
練習で何度も走った河川敷。
遠くを見ながら、その景色が少しでも早く
近づくことを願いながら進んだ。
まーっすぐな道を進み、やっと河川敷が
終わった。大通りに出る途中で4時間45分
ペーサー集団に抜かされ、追いつけなかった
大通りをゴール地点のスタジアムに向かって
進んでいく。ゆっくりしか走れなくて
ハムがピキッと来そうにもなった。
依然として深呼吸しながらジョグよりも
遅いと思われるペースで進んだ。
今までの練習何だったんだろう
もうマラソンやめようかな、と思いながら
進んでいた。
いよいよスタジアムが見えてきた
残り約1km。ラストスパートなんてできずに
走っているだけで精一杯だった。
そしてこの景色が目の前に
※もちろん今日は人がたくさんいます。
あと200m
来年、長野にまた来るよう。
←抽選が当たれば。帰りの新幹線でも泣いてしまった