あけおめです!(笑)
最近、ある本が出版されました。
その名も、
[母という呪縛 娘という牢獄]
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ご存じの方も多いかと思いますが、
この本はある殺人事件が元になっています。
2018年に教育虐待の果てに母親を殺害した桐生のぞみさんの犯行ですね。
母親をあやめてしまった娘さんの物語は、
おそらく、原因は、近すぎた親子関係、そして行き過ぎた子育て!?
つまり、子育てという名を使った、[精神的虐待][支配]であったと思われる。
でも、殺人、そして死体遺棄に至るまで、何があったのか、
どうしてこういう結果になったのか!?には、
母親側の、『異常なほどの執着』があったようでした。
事件の繊細を読むうちに、
思わず、私自身も『これほどまでに!?』と内容に、声を詰まらせた。
娘さんは、何度も逃げ出し、そのたびに、
連れ戻されていた。
時には、個人探偵所まで使って!
[母親の]異常なまでの執着!
これが仇となってしまった。
つまり、
娘さんは追い詰められていたのです。
究極の選択の結果、自分が壊れるか、相手を『死に』至らしめるかの、
二択だったようだ。
この異常なまでの[母親の]執着が、
私にとっての、加害者[娘]に対する考えが、変わってしまった。
それは、彼女が犯行を決行した日に、
twitterに挙げた呟きから、理解できると思います。
モンスターを倒した。
— ぽん太のおかん (@okanofponta) January 19, 2018
これで一安心だ。
そして、このツイッターに対して返された、
コメントが、また悲しいものだった。
『殺人事件』とだけ聞いて、
自分のうっぷんを晴らすための、勝手な書き込みとは違い、
相手の立場を考慮したうえでの、共感的なコメントばかりでした。
それぞれの事件には、そういう背景があります。
殆どの加害者は、追いつめられて、
そこから逃げ出そうとした、結果なのです。
どうすれば、そこから逃げ出せるか!?
選択肢がたくさんあればあるほど、
結果は変わってきます。
そういう意味で、
たくさんの加害者になってしまった背景には、
支配環境に置かれていた、悲しい現実があるのです。
そういう環境下で、洗脳された状態であればるほど、
選択肢はなくなります。
どの加害者たちも、
『外に助けを求めても良い』
という選択肢がなかった、というか、思いつかなかった、
虐待を受けている子供は、誰かの助けを求めても良いんだよ、
ということを知らない場合が多い。
何故なら、一番、近くにいる、
一番自分を守るべき存在に、
虐待されているからです。
親の支配下にあり、
外の世界を知らなかった。
友達もいなかった。
近所とも疎遠だった。
孤立していたんですね。
現在の日本の人間関係のありかた、
を象徴しているようです。
なんとも悲しい事件でした。
それでも、
匿名で、相談できるサイトがありますよね?
そういうのって、今の時代には、必要なのかな!?って思います。
色々な人たちの意見や、
似たような状況にある人たちがとった行動など、
フィードバックが必要ですね。
特に、他の家庭を知らない、子供たちが増えている。
それはやはり、友達なのかな。
私も子供の頃、友人たちが、ふと漏らした『親に対する嘆き』で、
いろんな家庭があるんだな、うちはまだましなのかな?と思ったものでした。
結構大きいところですが、ここは良かったという人がいました。
相談者や回答者のほとんどが主婦、子育て相談が多く見られる
専門知識を持った人や、経験談から話をしてくれる人の回答が多く見られるので、そんなちょっとした知識がほしいときに使えます。
井戸端会議的に使える(笑)
そのひとつに、
「お坊さん」を考えたことがなかったなら、ぜひ一度相談してみても良いかも。
最近見た、街録チャンネルで、山田邦子さんが、『死にたい』と思った時、警察に電話を掛けた、
というエピソードがあります。とても思いやりのある対応を受けたそうですね。
私いわく、『へぇ~、警察にもそんな担当課があるんだ』と驚いたのは言うまでもない!(笑)
画像をクリックすると動画に飛びます。
まずは自分のお世話を!
ご自愛ください。