ジョーンズ、最終兵器コーミエを撃破
UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5R
〇王者 ジョーン・ジョーンズ (米国)
(判定:3-0/49-46、49-46、49-46)
×挑戦者 ダニエル・コーミエ (米国)
※ジョーンズが8度目の防衛に成功
ライトヘビー級最強はジョン・ジョーンズで異存はない。
最強の挑戦者を返り討ちにし、敵は見当たらない。もう一度グスタフソンとやってもやはりジョーンズの方が一枚上手だろう。試合後にヘビー級転向も囁かれており夢のヴェラスケス戦も絵空事ではなくなっている。
試合は一進一退だった。距離を詰めるコーミエ。やはり接近戦に勝機を見出してきた様だ。
しかしジョーンズは高性能なマシンを搭載した獣で、MMAファイターとしてより一枚上手だった。2R、3Rはコーミエのラウンドだったが、後は全てJJのラウンドだった。
相手の得意分野でブッ潰す
試合前にグレッグ・ジャクソンはこう言っていた。
「ゲームプランとしては、ダニエルをテイクダウンするつもりだ。全局面で圧倒する。孫子は、常に敵の弱みにつけ込めと教えているけれど、私はそれは正しくないと思っている。こちらに十分な能力があるなら、相手の強みをつぶした方が、相手の心はウンと早く壊れる」
コーミエにMMAレスリングを真っ向勝負する気概もさることながら、それを実行しコーミエ相手に4回もテイクダウンを奪ったのだ。4Rだけで実に3回も奪っている。他のライトヘビー級ファイターには出来ない大仕事をやってのけたのだ。これでJJのレスリング力は本物であることが証明された。
コーミエ、敗因はプランミス?
負けたとはいえやはり強かったコーミエ。
ライトヘビー級最強のレスリング力もJJ相手には中々テイクダウンを奪う事が出来なかった。5Rにやっとリフトアップからテイクダウン奪取に成功。この1回だけだった。他のテイクダウンアテンプトを全てカットされたのは痛かった。結果論だがテイクダウンに固執せず近距離のクリンチアッパーで攻めればよかったと思える。
実はスタンドでJJと互角以上に戦えていたコーミエ。テイクダウンが奪えないのなら、意地でも食らいついてパンチを当てていけば勝負はわからなかったかもしれない。
3Rまではコーミエペースだったのに4Rにペースダウンしたのも敗因の1つだろう。JJ相手に休憩などしたら命取りになるのだから。今回確実にわかったのはやはりJJには近距離で戦う事が大事ということだ。
最強の挑戦者を倒し世間の雑音は消えたかに思えたのだが。試合後に残念な報告があった。なんとJJはコカインを使用していて、リハビリ施設に通う事になったのだ。やはりコーミエのプレッシャーは尋常じゃなかったのだろう。
今後JJは復帰できるのか、そしてライトヘビー級のベルトはどうなるのか続報を待ちたい。
予想外の展開 セラーニが超新星ジュリーを子ども扱い
ライト級ワンマッチ 5分3R
〇 ドナルド・セラーニ (米国)
(判定:3-0/30-27、30-27、30-27)
× マイルズ・ジュリー (米国)
15戦無敗の超新星もカウボーイの前では子ども同然だった様だ。
1Rにセラーニのバックキープが決まりジュリーは逃げられず、その後もセラーニペースで試合は進み最後は強烈なローキックを8発も炸裂させ完勝した。
予想外だった。試合前はジュリーが巧みな戦術を駆使し判定勝ちする思っていたからだ。
1つセラーニが上手いと思ったのは、1R開始早々ジュリーの逃げ道をカットしていき、金網際に追い詰めたシーン。キックキャリアが豊富なセラーニならではの妙技だった。あとグラウンドが予想以上に強く、ジュリーも戸惑っていた様に見えた。
結局終始ジュリーらしさを全く出せずに初黒星を喫した。ジュリーはまだ伸び代があるだけにこれからに期待。セラーニはチームメイトのディエゴ・サンチェスの仇討ちに成功。
そして試合後、負傷欠場したエディ・アルバレスの代わりにベンヘン戦が決定。
2週間後にも拘らず出場する。これがセラーニの魅力だ。
脱連敗 タヴァレスがマーコート越え
ウェルター級ワンマッチ 5分3R
〇 ブラッド・タヴァレス (米国)
(判定:3-0/30-27、30-27、30-27)
× ネイト・マーコート (米国)
マーコートが若手の踏み台にされた。27歳の脂の乗っているタヴァレスが古豪マーコートをスタンドで制圧し勝利をもぎ取り連敗から脱出。
終始スタンドで削り合い、ジャブ、ロー、膝蹴りでダメージを与えたタヴァレス。見た目のワイルドな風貌とは裏腹に地味な試合をするタヴァレス。今後はさらに厳しい戦いが待ち受けているだろう。マーコートは年齢も年齢だけに再び正念場に立たされた。
堀口、ヒット&アウェイでUFC4連勝達成
フライ級ワンマッチ 5分3R
○堀口恭司(日本)
(判定:3-0/29-28、30-27、30-27)
×ルイス・ゴーディノ(米国)
相手はノーランカーだから圧倒KOを期待したがKO出来ず判定勝ち。
それでも堀口らしさを魅せた。サークリングし一気に距離を詰めての強打を炸裂させてのヒット&アウェイで勝利。
次は是非とも上位ランカーでお願いしたい。モラガ、マッコール、堀口ならやってくれる。
ランキングも8位になり、いよいよタイトルマッチも見えてきた。
ロンバートが凡戦を制すも、タイトルショットは時期尚早
ウェルター級ワンマッチ 5分3R
〇 ヘクター・ロンバート (キューバ)
(判定:3-0/30-27、30-27、29-28)
× ジョシュ・バークマン (米国)
正直しょっぱい試合だった。ロンバートには裏切られた様だ。
予想ではロンバートが圧倒してKOすると思ったのだが。
特に両者見せ場はなく、リスクを背負わない試合をしてブザー。
ロンバート、この試合内容ではタイトルショットは時期尚早だ。








