ネットワークプレイヤーとCDプレイヤーのハイブリッドは、今は珍しいものではないがヤマハがCD-N500を発売したことを皮切りに、マランツなど他社も追従した。

 

ただ過去にCD-N500を購入した際の評価は芳しくないものとなった。

ネットワークプレイヤーとしても、CDプレイヤーとしても音質が中途半端で早々に手放してしまった。

今回はじっくり評価してみたい、また世代の新しいプレイヤーが1円で手に入る絶好の機会の為購入した。

 

CDプレイヤーとしては、音像のフォーカスが甘くなる傾向があるがヴォーカルをしっかり聞かせてくれて、音の厚みはあまり感じられないが過不足なく聞かせてくれる。

エントリーモデルとして不満は感じさせないものである。

上記の主な原因は、単なる製品グレードに伴う部品や構造のクオリティではなく、電源がスイッチング方式のため、電源ノイズの影響を受けやすいと考えられる。

事実、安定化電源を通したコンセントで使用すると一気に音像が引き締まり、音の厚みも増えて聞きごたえが出てくる。

 

ネットワークプレイヤーとしては、現在使用しているNP-S2000と同じ操作用の専用スマホ(タブレッド)アプリが使用できるだけでなく、AirPlay機能があるためパソコンやスマホから音楽再生する敷居が低くなっている。

音質はNP-S2000と比べれば、物足りなさを感じるがヤマハらしい高域の響きに少し癖を持たせた、すっきりと聞きやすいもので音の厚みはCDプレイヤーとして使用した時よりも、好ましく感じられた。

前モデルのCD-N500の音質があまりに薄っぺらく感じたのに対して、後継機は1ランク下の価格帯に関わらず、むしろクオリティアップにつなげていると感じた。

 

ただし気を付けなければならないのは、専用スマホアプリの無償提供が2025年6月をもって終了しており、これから中古でこのプレイヤーを入手するのは気を付けたほうがいい。

海外サイトからAPKファイルというインストールに必要なソフトウェアは手に入るようだが、危険を伴うので注意が必要である。

そのため、本体の小さい液晶画面(日本語表示不可)と専用リモコンで操作する必要があり、ネットワークプレイヤーとして使うことは事実上困難となった。

 

ちなみに1円で購入できた理由は、CDプレイヤーとして致命的なトレイの開閉不良であった。

幸いなことに、CDトレイを引き抜かなくともゴムベルトが交換できる構造となっており、amazonで購入した雑多なサイズのゴムベルトセットから、適切なものを選び修理はあっという間に終わった。