本当にいろいろあるけど
なぜか、うちは
息子の好みなのか、
習っているものが
メジャーではない
一応ね、サッカーやスイミング
英会話にピアノ、ダンス、絵画教室など
一通りぜーんぶ習わせたのですが
どれもダメ…続かず
発達障害と共に生きている息子が
辿り着いたのはこの2つでした。
ヨット と プログラミング
どちらも、一人でできるもの。
共同作業や集団行動は苦手なので
一人で集中できるものが合っているのです。
先日は、兵庫の西宮まで
OPEN BIC 全日本大会へ
初出場したばかり。
親子で本当にドキドキな
2日間でしたが
関わってくださる誰もが
「今までの彼の人生で
一番頑張ったんじゃないか」と
認めるほど頑張っていました
そして、今日はまたまた初めてのイベント。
4月から習い始めたばかりの
ゲーム・アプリのプログラミングの
発表イベントでした。
会場は 御茶ノ水の
デジタルハリウッド大学。
発表形式は、
大勢の前でのプレゼン、
ブース発表、
ポスター発表
の3つがあり、
息子は自分の性格から
大勢の人前で話すのは苦手だと
わかっているので
ブース発表でエントリーしました。
ポスターも自分で作りました。
初めての場所に対応するのが
とても時間がかかる子なので
会場に着いてからは
人も多いことからイライラが始まり
どんどん私に当たって来ます。
そこはもう今後のために
経験で慣れてもらうしかないので
「ママは 帰ります」と言って離れる。
「なんでよ!」と怒るけど放置です
ひどい母親だと思われてもいいんです。
自分の不安や心配を解決するのに
親に頼ったり、当たったりせず
先生に聞いたり、誰かに助けを求める訓練。
親はいつまでも
側で守ってあげることはできないし、
待っていても誰も助けてくれないこと、
自分からアクションを起こさないと
前に進まないことを
経験で学んでもらうのです
何かトラブルがあれば
先生から連絡があるだろうし
ここは心配でも親子共々我慢の時
そんな私は帰ると言って、
どこかでお茶してから
1時間ほどして戻ると
ニコニコしながら自分でブースの準備をし
周りの子ともうまくやっていました
学校の先生も来てくださり
照れながらもきちんと説明していました。
でも、相変わらず
何かが抜けている子なので
事前に作成したプレゼン用の紙を家に忘れ
お客さんへの説明が適当すぎて
側で聞いていて笑えました
人と関わるのは大好きな子ですが
コミュニケーションが
あまりうまく取れないことがあり
親としては常にハラハラどきどきですが
息子を信じて側で見守るしかない。
うまくやっていました
みんなが当たり前にできることが
とっても難しかったり、
どんなに努力しても
できないことばかりで
誤解を生んでトラブルになったり
ダメな子というレッテルを
貼られてしまいます。
でも、学校だけが全てじゃないと
私は思っています。
受け入れ態勢が整った場所を選び
1つ1つ経験してもらうことで
彼のペースでゆっくりゆっくり
成長していけたらいいと思っています。
私ができることは
彼の個性を伸ばしてあげること
彼が幸せと思える人生を選択できるよう
選択肢を広げてあげること。
息子だけでなく
泣いて笑って少しずつ
私の心も成長しています。
たくさんの人に助けられながら
明日もまた笑っていこう
感謝
光文社「美ST」9月号 『美魔女のほろり』より