2010年10月24日(日)
日本女子ソフトボール
2部リーグプレーオフ
@天城ドーム
(静岡県伊豆市)
応援するチームは違っても見に行ってよかったと思うような大会ではなかったか。セクション分けをしてプレーオフを行うのは好きではないが現状では仕方ないか。一度負けて終わりのチームがあるのは不満だ。天城ドームという場所がよくない。天井が低いのですぐ打球が当たる。左翼から右翼にのびる鉄骨のアーチの奥は本塁打でそれ以外はファール。別のアーチに当たって本塁打と判定されたときはアーチに当たったから(ソロ)アーチですと言われたらどうしようかしらんと思った。
☆決勝
【日立マクセル】 0-3 【靜甲】
靜甲 0002100 3
マクセル 0000000 0
○4回表【靜甲】
鈴木ヒット、原田ヒット、計盛送りバント、萩藤タイムリー☆☆(エンドラン)
○5回表【靜甲】
尾方ヒット、植松ヒット、鈴木内野ゴロ☆(エンドラン)
靜甲は4回に無死一塁でバントが苦手そうな原田さん。進塁打狙いだったがヒットで一・二塁に。萩藤さんのエンドランが2点タイムリーとなったがマクセルとしては送ってくれれば1点ですんだかもという場面だった。なお二死二塁から三盗成功。さらに5回に無死二・三塁でまたエンドラン。次々にたたみかける攻撃をしていた。河部さんはマクセルの打者を内角でつまらせていたが天井に当たらないくらいの飛球になるのでこの球場でも問題にならなかった。4安打完封で1部リーグ昇格。
【靜甲】
1(8) 植松尚子(19)
2(9) 白井加奈絵(16)
打 今倉麻衣子(25)
3(6) 鈴木優子(5)
4(D) 原田真由美(22)
5(3) 計盛志津子(26)
6(7) 萩藤寛子(10)
7(2) 田中美穂(3)
8(5) 松井志帆実(2)
打 菊地美咲(8)
9(4) 尾方栄里(1)
打 加藤菜奈子(24)
(1) 河部祐里(7)
○バッテリー
河部(7回)-田中
○長打
(三)植松、(二)鈴木、菊地
今年の靜甲はとにかくスクイズやエンドランや盗塁を仕掛けてくることが多かった。普通に攻めても得点できる打線だが積極的な姿勢を大切にしているように感じた。失敗しても繰り返して相手の混乱やミスを誘っていた。最終的にはあまりリスクを負わずに成熟した戦い方を目指すのかと思ったが最後まで強気な構えを貫いた。おそらく直前の練習ではコレに気をつけろとかアレをするなといった細かい指示はなるべくしていないのではないか。短期決戦の戦い方の一つを示したともいえよう。
【日立マクセル】
1(7) 加藤愛(3)
2(8) 阿部環(4)
3(D) 和田祐美(24)
4(3) 高崎千恵(5)
5(5) 小林朝子(8)
6(6) 田中涼子(1)
7(2) 中村祥子(9)
8(4) 林杏奈(11)
9(9) 東綾華(10)
(1) 呂偉(28)
○バッテリー
呂(7回)-中村
○長打
(二)小林
準優勝という結果は不満かもしれないが負けたら終わりという2試合を勝ち抜いて決勝を戦うチャンスを得たことは十分だったと思う。呂さんはあまり調子が良くなく苦労していた。外国人投手によくあるキレてしまったり大崩れすることはなかった。打線は拍子抜けするくらいあっさり得点していたが最後はタイブレーカーを除いて12イニング無得点だった。マクセル打線は逆方向に素直に打ち返すというよりはきちんと引っ張ることができているかがポイントだと思うのでそれは大丈夫そうだ。