冷たい熱帯魚 ※ネタばれあり
チケット買う時にかわいいお姉さんに
「残虐なシーンございますがよろしいですか?」ってかわいく聞かれちゃった!
初めてだったよ、そんなこと聞いてくれる映画館!
「大丈夫です(キリッ」と笑顔で返したけど、実際お姉さんどう思ってただろうか。
※ネタばれあるよ!
あらすじ
熱帯魚店を営む社本はやたらセクシーで若すぎる妻妙子と、両親に反発する娘美津子と暮らしている。
美津子は食事中に彼氏とデートに出かけてしまい、さらにスーパーで万引きまでしでかす。
謝罪する社本夫婦を前に警察モンだ!と息巻く店長をなだめすかし、その場を収めてくれたのは
近くで熱帯魚店を営む陽気な村田というおっちゃんだった。
村田とそのまたセクシーで若い妻愛子は非行に走った若者たちを社会復帰させるために
住み込みで住居を提供し、そして自分たちの店で働かせていた。
家で居場所を失っており、また村田に助けられ懐いた美津子も村田の店で働くこととなる。
しばらく経ったある時、社本は村田にビジネスパートナーにならないか?と持ちかけられる。
村田には勝算のあるビジネスだったが、別のビジネスパートナーの鈴木は難色を示した。
ここで村田はもう1つの顔を現し、そして社本はずるずるとその闇に引きずりこまれていくこととなる。
うーんあらすじ書くの難しい!まだまだ修行が必要です。
評判は聞いていたけれど、やっぱりでんでん演じる村田はおっそろしかった!!
ゲラゲラ笑ってるおいちゃんのときと、社本に「ボディを透明にする」手伝いをさせる
絶対的な支配者になったときの落差があまりに大きくて、
もう人間なんて信じられないわっ!!という絶望的な気持ちにさせられたよ。ありがとう。
それにしてもバカはバカなりにそれなりの理論を持ってバカな発言をしてるんだぞ!
と自分がバカな発言をやらかしたあとにいつも思う。
大体弁解の余地は与えられないんだけどね・・・もんもん。
村田も狂ってるなりに独自の理論を展開するシーンがあるけど、
でんでんの迫力効果もあってついつい「なるほどね」なんて言ってしまいそうになった。
「俺は内面のないやつが嫌いだ!」「お前に内面はあんのか!」
地味にぐさっとくる言葉だ。
ここで「内面はある!!」って答えられたら格好いいけどね。
内面のないすっからかんの人間は村田のような、たとえそれが狂気であっても、
内面を満たしている自信満々の強者に憧れてひれ伏したくなるんだろうね。
意外と登場人物みんなそうなんじゃないかな。
後半ついに社本が村田をやっつけて、社本はついに共犯者から殺人者になってしまう。
うーん・・・。弱い人間は自分を支配してる強い人間を倒して、
今度は自分が強い人間になるやり方でしか自分を守れないのかなー。
最後に1人残った美津子も父親と母親という自分を支配する人間がいなくなって
やっと強い人間になれたんだとしたら、悲しすぎるよね。
という感じで正直いってまったく救いはないんだけど、
それでもちょこちょこ挟まれるギャグに笑い、
(「輪ゴムが抜けてるじゃねえか!」「はいもう1回!」のくだりで
スラスラ言えたときの社本のあの嬉しそうな顔。すばらしい堕ちっぷり)
(「ちょっと痛い!」いや、それかなり痛いっす!!!)
後半のなだれ込むような怒濤の展開には興奮しました。
血みどろでもみ合うところとか。うへえ。
行った当日はもう当分いいや・・・と思ったけど、
やっとある程度自分なりに映画の情報も整理できたし、もう1度観てもいいなと思ってます。
まだ観てない人はぜひ!(ここまでネタばれしておいて・・・)
