来月から新しく発行される新壱万円札。
デザインは賛否両論だけど、印刷に選ばれた人物に文句のある人はそういらっしゃらないのでは。
数年前の大河ドラマ「青天を衝け」で、吉沢亮演じる、様々苦悩する渋沢栄一像が記憶に新しいが、
(個人的には、あのドラマでは草彅剛の徳川慶喜の表情がよかったが(笑)。吉沢亮の良かった点は、90年代くらいの「帝都物語」という際モノ日本SF映画で、勝新太郎が演じた渋沢栄一の霊術師っぽいイメージが抜けたというか(笑)。)
渋沢氏が晩年住まっていた飛鳥山一帯の敷地に、空襲で焼け残った迎賓用の建物が2棟保存されているのを知り見に行きました。
こちらは赤い煉瓦屋根、煙突の外観ながら格子扉や照明器具、板書が掛けられていたり和洋折衷なデザインの小宅、晩香盧。木材も多用されていてとても落ち着いた雰囲気。
そして壁面タイルやステンドグラス、灯具のデザインがエキゾチックな青淵文庫。客人をもてなすだけでなく書庫としての役割もあったそう。重厚で細かい細工の施された石材、漆喰の壁や天井。
どちらも大正時代に建てられたとは思えない美しい保存状態でした。設計監督は、2棟共現在の清水建設の前身、清水組の田辺淳吉技師長です。
画像はないけど、隣にある渋沢資料館というところでも、渋沢栄一翁の生涯の事業紹介展示をじっくり観てきました。
いやはや、人って生涯でこれだけ沢山の事業を成し遂げられるものなのか…。
と、怠惰な日常を反省…はせず、明日からも適当に生きていきます(笑)。すみません。
新札は、7月3日に出るそうですね。