人口知能に興味のあるSEのブログ -9ページ目

人口知能に興味のあるSEのブログ

最新IT技術と哲学関係の話題を中心に書いていきます。

頭整理系の記事ですが、難易度は高めだと考えています。興味ある方は調べながら読んでください。
まず、『理解する』とはなんでしょうか?
これは『分かる』とも言い換えられます。物事をよくわかっている人を「分別のある人」と言ったりします。これは「物事をよく分割して(整理して)わかっている」と言い換えられます。
つまり、「理解する」という行為は「分ける」と同じともいえるのです。
ここから言語論の話。昔、ソシュールという言語学者がいました。彼は「世界とは言葉を通して分節化されている」ということを言いました。世界とは、言葉で分割されているから「理解できている」とも言い換えられるのです。
たとえば、日本語の「蝶々」に対応する言葉はフランス語にはありません。フランス語では日本語の「蝶々」と「蛾」を合わせたものを特定の言葉で表現しています。つまり、フランス語を話している限り、言葉上は「蝶々」と「蛾」を区別できません。
さて、こっから「ディープラーニング」の話です。
「ディープラーニング」の何がすごいんでしょうか?それは初めて機械が「世界を分割して理解する」ということを可能にしたからです。「ディープラーニング」は言ってみれば、自動的な概念分割装置です。たとえば有名な「グーグルの猫」の話で行くと、ユーチューブの画像を超大量にコンピュータに取り込んで見せたら、機械は「猫」を認識できるようになった、というものです。
つまり、概念的に「猫」を「理解できた」ということは、
言い換えると
世界の中から、「猫」を抽出して取り出し理解できた。
ということなのです。
で、「猫」ができるんだから、「人」も「車」も「信号機」も認識できるでしょう。そうしたら、機械は「理解できる」んだからあとは自動的にプログラミング通りに動かすだけで、人間の代わりができるでしょう、ということです。