それでは、実際にどのような対策を取ったらいいのだろうか。まず、W32.Browaf(Safety Browser)に関しては、ウイルス対策ソフトを使って検知し削除することができる。
一方、IM全体に対する脅威については、例えばシマンテックでは次のような対策を推奨している。
●使用しているIMのソフトウェアを常に最新版にアップデートすること。
●OSを常に最新版にアップデートすること。
●個人情報やクレジットカード番号などの重要な情報をIMで送信しないこと。
●公開したくないファイルを安易にIMで送信しないこと。
●知らない人から送信されてきたメッセージの添付ファイルを開いたり、ウェブのリンクをクリックしたりしないこと。
●ウェブのリンクが含まれている場合、送信者が知人であってもURLやリンク先に不審な点がないかを確認すること。
●ウイルス対策ソフトやパーソナルファイアウォールなどのセキュリティソフトを必ず使用すること。
ヤフー内部に中間サーバが設置されているので、ISPが実施している迷惑メール対策サービスと同じように、IMサービス提供者側でもIMワーム対策を実施することができる。利用範囲を社内のみに制限することによって、外部からIMワームが侵入しないようにすることもできる。具体的には、マイクロソフトから企業向けIMサーバとして提供されているMicrosoft Office Live Communications Server 2005日本語版(有償)などを導入すれば、企業独自のIMによるリアルタイムコミュニケーション環境を構築できる。
ユーザーは、パブリックIMサービスを利用している信頼できるユーザーと接続することも可能だ。知人や友人をあらかじめ限定登録してから使い始めるので、知人を装ったメッセージに対してはどうしても油断しやすいという弱点がある。
IMワームが増加することは間違いなく、対策はそれほど簡単にはいかも知れない。